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カープ堂林翔太が手応えを感じた“右中間へのホームラン”

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広島アスリートマガジン

 かつて甲子園のアイドルとして全国制覇を成し遂げ、プロ入り後は広島のプリンスとして人気を博した堂林もプロ11年目。8月には29歳を迎えるカープの背番号7が今季、輝きを取り戻している。 【写真】初々しい!18歳当時の堂林翔太選手!  開幕から約1カ月が経過して4割前後の高打率をキープし、打率はリーグトップを推移。さらに試合を決める劇的な本塁打を放つなど、これまでの悔しさを一気に晴らすかのような活躍ぶりだ。毎年のように「今年こそは……」と期待されてきた選手だけに、首脳陣はもちろん、カープファンからもうれしい悲鳴が上がっていることだろう。  次第にカープ打線になくてはならない存在となり、下位でスタートした打順も3番を任されることも増えた。この活躍ぶりに『堂林覚醒』の声が各方面から聞こえている。開幕前から続く好調の要因を、堂林はこう自己分析する。 「外の変化球に対して、もちろん振るときもありますけど、前よりもがっついて手を出すことは減ったと思います。それを我慢しながら甘い球を待っている状況なので、結果も出ていると思います」  一軍デビュー以降、フルスイングから放たれる一発が魅力の一方で、三振の多さと変化球への対応が課題とされてきた。しかし今季はここまで三振数も少なく、明らかな進歩を見せている。打席内での意識について、このように説明してくれた。 「打席内での考え方については、あまり深く考え過ぎないようにしています。7番スタメンのときは(田中)広輔さんが8番で僕の後ろを打つことが多いので、とにかく次につなごうと。その意識を持つようにしているくらいですね」  これまで積み上げてきた鍛錬、外の変化球に対する対応、そして後ろへつなぐというシンプルな意識。これらが一致し、今の打撃を支えているのだろう。今季、好調な打撃を展開する中で手応えを感じた一打があるという。 「ナゴヤドームで打った右中間へのホームラン(6月26日・中日戦)は手応えを感じました。あの打席は1死一塁でランナーは松山(竜平)さんでした。フルカウントに追い込まれていて、走者はスタートを切るサインだったので『最悪2死二塁という場面をつくれるように』という意識で入った打席でした。打ったのは内角でしたが、手応えというか『思ったよりも飛んだな』と感じましたし、自分の特徴である右方向に打球を打ち返せたなと思いました」  今季2本目となる本塁打は、以前から『調子のバロメーター』と言い続けてきた右方向への大アーチであり、しかも課題とする右投手から放ったもの。7月27日現在、6本の本塁打の内5本は以前から課題としてきた右投手から放っているだけに、今季は堂林にとっては価値ある一発が多いとも言えるだろう。  チームは苦戦を強いられる中、バットで存在感を見せ続ける堂林。今後も背番号7の打撃から目が離せない。

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