走りたくないけど運動はしたい!そんなときは「ラッキング」を試してみてはいかが?
普通のリュックサックでいいの?
もちろんです。 けれども、本格的にラッキングをしている人たちはしばしば、専用リュックサックを購入したり、重り付きベストを使ったりしています。 使えそうなリュックサックがあれば、最初の何回かはそれを背負って挑戦し、本当にラッキングを楽しめるかどうか、確認するといいでしょう。 リュックサックに、ダンベルを何本か固定せずに入れて背負うと、居心地の悪さにすぐさま気づくはずです。手っ取り早くラッキングをはじめたいなら、砂場などに使う砂の袋を1袋購入しましょう。 通常は、50ポンド(約22キログラム)入りで5ドルほどです。 それから、その砂をジップ付きビニール袋に少し入れて、ラッキング用のウエイトとして使ってみてください。 ダンベルなどと違って、固く尖った部分がないので、背中が痛くなりません。体力がついてくれば、砂を足すこともできます。 自宅にあるウエイトを使う場合は、体に直接に当たらないよう、タオルに包んで入れるのも良いでしょう。 ダンベルやケトルベルより、バーベルプレートのほうが使いやすいと思います。 どんなウエイトを使うにせよ、できるだけ肩甲骨あたりに固定して、体にぴったり添うようにします。 ストラップやバンジーコードを使うと、リュックサックが揺れにくくなってラクですよ。
ラッキングには何が必要?
リュックサックの話をする前に、まずは、歩くのに適したシューズを用意しましょう。 ランニングシューズよりも、ハイキングブーツのような頑丈なものがいいかもしれません。モデルやサイズは、自分に合ったものを選びましょう。 リュックサックについては、便利グッズなどを収納できるタイプがいいのか、できるだけ簡単に加重できるものがいいか、検討しましょう。 軽めか中程度のウエイトを背負って、短距離をラッキングする場合が多いなら、重り付きベストを検討してみましょう。 重り付きベストは、負荷をかけて腕立て伏せなどをしたいときにもぴったりです。 体力アップを重視した重り付きベストには、小さなウエイトを入れるためのポケットがついています。 製品によりますが、20ポンド(約9キログラム)から80ポンド(約36キログラム)で選ぶことができます。 必要に応じてウエイトをつけたり外したりできるので、実際に使うつもりなら、いちばん重いベストを買いましょう。 重り付きベストには、薄くて細長い板状ウエイトを入れられるタイプのベストもあります。 ちょっとお高いものであれば、もっとヘビーウエイト用にカスタマイズできる製品も存在します。 装備を運びながら長距離をラッキングする予定なら、本物のミリタリーパックを選びましょう。 ALICEという旧式のミリタリーパックは、放出品として安値で販売されていることがあります。 ただし、使い心地はあまりよくないという噂があるので、その現代版・Molle Bag Rucksackもオススメです。 とはいえ、ミリタリー風の見た目にこだわる必要はありません。 頻繁にバックパック旅行やキャンプに出かけるつもりなら、お近くのアウトドア用品店に行って、ハイキング用のリュックサックを試してみましょう。 本物のリュックサックなら、軽食や水に加えて、救急用品やサバイバル・キットも収納できます。 高機能のリュックサックであれば、給水袋も装着可能です。 数リットルの水が入った給水袋から、チューブ状のストローで水を飲めるようになっているので、水分補給をするときに、わざわざ立ち止まってリュックサックを開ける必要がありません。