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錦織圭、30歳になって心境の変化。 「残された時間」に何を思う

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webスポルティーバ

「年齢に関しては、マイナスしかない」  先日、テレビ番組で放送された松岡修造氏によるインタビューで、錦織圭がそう答えるのを聞き、軽い衝撃を受けた。 【写真】4年後も見たい! リオ五輪を彩った 「美女アスリート」のスーパーボディ10連発  彼が、流れ行く時間と自らの相関について、ここまで実感のこもった言葉を公(おおやけ)の場で口にするのは、初めてのように思ったからだ。  18歳での衝撃的なATPツアー優勝で世界に名を知らしめた彼も、30歳を迎えて半年が経った。それも昨年10月に右ひじにメスを入れ、実戦から長く離脱したまま、このコロナ禍による自粛期に突入している。  現時点で、世界のテニスツアーは7月いっぱいまでの中断が確定しており、8月以降に再開されるかも疑わしい。錦織は昨年末、「30歳になって、残りの......引退のほうが、どちらかというと近くなってきた」と、自身のキャリアを客観視もしていた。  それは、単なる年齢的な区切りのみならず、自身より10歳近い年少者たちが隊列を成して追い上げる足音を、耳に捉えたからでもあるだろう。

時間は......とくにアスリートにとっての時間は、多くの側面で"追う者"の味方だ。  錦織はこれまで長く、"追う者"の側に身を置いていた。年齢的には中堅やベテランに差しかかる20代半ばから後半を迎えても、彼の上位には常に、8歳年長のロジャー・フェデラー(スイス)を筆頭に年上が君臨していたからだ。  錦織がトップ10入りした2014年以降の年間最終ランキングを見ても、2014年と2015年は彼より上位に年少者はいない。5位で終えた2016年になって初めて、1歳年少のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が3位に食い込んできたくらいだ。  その潮流に明確な変化が生まれたのが、手首のケガによりシーズン後半を欠場した2017年。この年は、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)やアンディ・マリー(イギリス)らほかの上位選手たちも戦線離脱したことにより、年間最終トップ10のうち6選手が錦織より年少者だった。  とりわけ異彩を放つのが、4位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)。ふたつのATPマスターズ1000タイトルを手にした彼は、この時、弱冠二十歳だった。

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