作り置きやお弁当にも重宝! 甘辛鶏そぼろレシピ
いつも通りに生活をすることが難しい世の中になって約1年。 「買い物もままならない中で、どう食材を使いまわしていくか、日ごろから続けていたことですが、さらにもっと賢く生活できないかと工夫しながら生活をしました」と言う料理家の飛田和緒さん。 【画像】作り置きやお弁当にも重宝! 甘辛鶏そぼろレシピ 食材の扱い方の基本を通して、おいしく食べきるにはどうすればいいか、30数年の主婦生活と料理家として仕事を続けてきた20数年の経験が詰まった飛田さんの著書『時間も食材も賢く使う飛田さんの料理の工夫』からひとつの素材について、おいしく食べきるための扱い方や工夫をご紹介します。
◆甘辛味のおかずの素に「鶏そぼろ」
■材料(5~6人分) ・鶏ひき肉:600g 【A】 ・しょうが(みじん切り):2かけ分・酒:1/4カップ・砂糖: 大さじ2・米油:大さじ1・しょうゆ:大さじ3 ■作り方 (1)深めのフライパンにひき肉と【A】を入れ、軽く混ぜて全体をなじませて中火にかける。ほぐしながら炒め、火を通す。 (2)ひき肉がポロポロになったら、しょうゆを加えて味をととのえ、汁気がほんの少し残るくらいで火を止める。冷まして保存容器に入れて冷蔵保存。日持ちは約1週間。冷凍保存なら日持ちは約2週間。 【MEMO】 2人分のアレンジ料理を3回できるくらいの分量。ひき肉は豚肉や牛肉でもよくみそ味やソース味など、好みの味つけで作っても。
◆甘い卵焼きと甘辛味のそぼろは相性抜群「三色丼」
■材料と作り方(2人分) (1)薄焼き卵1枚は細く切る。さやいんげん4~5本は熱湯でゆで、冷まして縦半分に切り、3~4cm長さに切る。 (2)器に温かいごはんを茶碗2杯分盛り、鶏そぼろ適量と(1)をのせる。 ※青いものがなかったら、二色丼でもいいし、刻みのりや紅しょうがを散らしても。
◆鶏そぼろがあればササッと一品に「中華あえめん」
■材料と作り方(2人分) (1)もやし1袋(200g)はひげ根を取り、冷水につけて水気をきる。耐熱の容器に入れてラップをし、電子レンジに5分かける。 (2)中華生めん2玉は熱湯でゆで、冷水に取ってよく洗い、水気をきって器に盛る。鶏そぼろ適量と1をのせ、にらじょうゆ適量、ごま油小さじ2をかけ、あえて食べる。 飛田和緒(ひだ・かずを) 東京都生まれ。高校3年間を長野県で過ごす。現在は神奈川県の海辺の町で夫と娘の3人で暮らす。素材を生かした、毎日の暮らしから生まれるシンプルなレシピに定評がある。ここ数年はみそやアンチョビなどの、保存食作りにも力を入れている。著書に『飛田和緒のおうち鍋』『飛田和緒の郷土汁』(ともに世界文化社刊)など多数。『時間も食材も賢く使う飛田さんの料理の工夫』 料理家として、主婦として長年家族のご飯を作り続けてきた飛田和緒さんが、時間も食材も賢く使う「料理の工夫」や「シンプルレシピ」を伝授します。もう凝った調理も、沢山の食材もいりません。おいしく食べきるための工夫と知恵がぎゅっと詰まった一冊です。
飛田和緒