【RIZIN】榊原代表が大会総括「ファンの心を鷲掴みにするドラマチックな結末の試合はなかった」と厳しい意見=7.2沖縄
7月2日(土)に開催された『RIZIN.36』(沖縄アリーナ)の大会終了後、RIZIN代表の榊原CEOが囲み取材に応じ大会を総括した。 【フォト】榊原代表が高評価した昇侍とヤン・ジヨンの激闘シーン! 榊原CEOは総括として「人生甘くないな、苦い夜と言うか、試練の夜になりました。これもプロモーターである、主催者である私が、自分の立場から感じた感想です」とコメント。メインイベント出場予定だった朝倉海が直前で負傷欠場し、メインイベントでの配信映像の不具合、会場となった沖縄に台風が来るなど、長年のプロモーター人生の中でも、複数の不測の事態やトラブルが同時に来るのは稀なことだったと振り返った。 試合全体としては、後半5試合の中で「内容が濃いものはあったが、ファンの心を鷲掴みにするドラマチックな結末の試合はなかった」と“大会を救ったスカッとした試合”はなかったと厳しい評価。 メインの平本蓮vs鈴木博昭については「彼らはMMA3戦目、4戦目。このキャリアの浅い選手たちにメインを託す自体が酷なことだった」と言い、これに朝倉海の試合があれば、もっと観客に充実感を与えた大会になっていたと、主催者としての選手の健康管理など、今後の運営課題にするとした。 緊急参戦し激闘を見せた昇侍とヤン・ジヨンには、敬意と感謝の気持ちを述べたが、やはり「今大会のMVPに挙げる選手がいなかった」と厳しい意見は変えなかった。