伊那でしめ飾り作りの体験始まる 観光客や地元住民が参加
正月用のしめ飾り作り体験が12月7日から「農業公園みはらしファーム」(伊那市西箕輪)で始まった。(伊那経済新聞) 【写真】手でわらをより合わせていく 15年ほど前から、毎年この時期に体験イベントを行う同公園。公園事務所広報の赤羽泰周さんは「地元の方はもちろん県外の人からも申し込みがある。しめ飾りは地域によってデザインが異なり、みはらしファームでは、しめの子と言われる縄3本と土台の1本を作り組み合わせていくデザイン」と話す。講師は公園事務所の北嶋隆さんをはじめスタッフが務める。 神事に使うしめ縄は左縄。通常の縄とは逆の巻き方をするので手が慣れるまで難しいという。初日の12月7日は県内外から3人が参加し、手の中でわらをより合わせる「わらをなう」方法を教わりながら、しめの子、土台の縄5本を作り、仕上げに紅白の紙垂(しで)やタイなどの飾り付けを行った。岐阜県多治見市から参加した宮島信志さんは「祖父の実家がこの地域なので訪れた。わらをいじるのは初めてだったが楽しかった。記念に玄関に飾りたい」と話す。 体験は10時からと13時からの1日2回、各回90分(要予約)。料金は1個 1,300円(材料費・講師代込み)。今月24日まで。
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