東京の「保護猫カフェ」24時間ライブ配信が海外から大人気!寄付金や物資も集まる
今、インターネットを通じて世界中から注目を集めている「保護猫カフェ」があります。それが東京・目黒区の「にゃんだん邸」。こちらの施設、海外のファンが多く、累計数十万円の寄付や物資を集めているのです。 【写真】こんなに小さかったのに!赤ちゃん子猫を優しく見守るウルトラマンの1年。 その理由は、ここで暮らす猫たちの様子を「Twitch」で24時間ライブ配信しているから。 カメラを気にせずすやすや眠ったり、気まぐれにどこかに行ってしまったり、2匹でじゃれあったり。 ごはんタイムにはチャット欄が大盛り上がり!「かわいい~」「もぐもぐ」など、日本語だけでなく英語やスペイン語でも歓喜の声が寄せられます。 チャンネル登録者数(フォロワー)は約1万3000人(2021年2月10日時点)。世界中から常時100人程度が東京の片隅で暮らす猫たちを見守っています。 どうしてネコチャンたちがここまで人気に……? ここまでの歩みをチャンネル運営者のぬこまろさんに聞きました。
一度で終わらない支援ができないか?
保護猫カフェとはその名の通り、動物愛護団体によって保護された野良猫や、さまざまな理由で飼い主を失った猫が暮らす場所。 単なる「猫カフェ」とは異なり、お客さんとしてカフェ利用することが保護猫の支援につながる上、猫たちを新たな飼い主とマッチングさせる場所としても機能しています。 ぬこまろさん自身も大の猫好き。ですが、大人になるまで自分で飼ったことはなかったそうです。いざ猫と暮らそうと決めた時、妻のすすめで「保護猫」という選択肢があることを知りました。 「せっかくならペットショップよりも」といくつかの保護猫施設やシェルターを回ったぬこまろさん。運営する多くは非営利組織で、ギリギリの経営を続けているところや、ボランティアに頼っているところも見られました。 「保護猫支援に関わる人間たちが楽になれば、より多くの猫を助けられるようになる。一人の猫好きとして、1回きりの寄付ではなく継続的に活動を支援することはできないだろうかと考え始めました」 まずは保護猫の存在を多くの人に知ってもらいたい、自分のように今まで知らなかった猫好きもきっといるはず――そう考えた時に思いついたのがライブ配信でした。