デビュー作『紅いコーリャン』から代表的な3作品がHDレストア版でスクリーンに甦る 「張芸諜 チャン・イーモウ 艶やかなる紅の世界」
中国映画のニューウェイブを巻き起こした第五世代の先頭を走ったチャン・イーモウ監督のデビュー作から代表的な3作品が、いま再びHDレストア版でスクリーンに甦る。この度、「張芸諜 チャン・イーモウ 艶やかなる紅の世界」の予告映像、キービジュアルが公開された。 中国映画の中で世界にその名を知らしめる監督として活躍するチャン・イーモウ。監督デビュー作である『紅いコーリャン』が第38回ベルリン国際映画祭グランプリを受賞して以来、数々の賞を受賞し、一躍、中国現代映画の旗手として世界的にその名を轟かせた。 本特集では、そんな彼が、名女優コン・リーとコンビを組んだ初期3作品である『紅いコーリャン』『菊豆〈チュイトウ〉』『紅夢』がチャン・イーモウ監督自身の監修によってHDレストア化され、公開される。 文化大革命後の1980年代に、北京電影学院を卒業した“第五世代”と呼ばれる映画人たちの一人として、“紅”を基調とした個性的な作品で世界を驚かせ、現代中国映画の礎を築いた一人として、中国映画を代表する巨匠となったチャン・イーモウ監督は、今回上映する3作品の主演を演じるコン・リー、『初恋のきた道』で映画デビュー兼主演を飾ったチャン・ツィイー、『サンザシの樹の下で』で映画デビュー兼主演となったチョウ・ドンユィといった、今や中国を代表する女優たちをこれらの作品で発掘するなど、演出だけでなく俳優の能力を見極める眼力にも定評がある。また『英雄HERO』『グレートウォール』などのハリウッド超大作を手掛け、2008年夏と2018年冬の両オリンピックの開会式および閉会式の総監督を手掛けるなど、中国映画界のみならず中国を代表する一人として活躍している。 「張芸諜 チャン・イーモウ 艶やかなる紅の世界」は、2024年12月27日(金)より全国順次公開。
otocoto編集部