悪い虫食べて 水田にアイガモのひな放鳥 元気良く「ピヨピヨ」/兵庫・丹波市
兵庫県丹波市の「認定こども園みつみ」の年長5歳児クラスの45人が、同市山南町の大野志郎さん方(73)の水田を訪れ、アイガモのひなを放鳥した。早苗が植わった水田をミズスマシのようにせわしなく泳ぎ回るアイガモのひなに園児たちは目を細め、「めっちゃかわいい」「飼いたくなった」と声を上げていた。 【写真】アイガモロボ 大野さんは2008年からアイガモ農法で米を育てている。 1人1羽ずつ用意。両手で抱えたひなを水際に置くと、ひなは勢い良く駆け出し、「ピヨピヨ」と元気に鳴きながら早苗の間を泳ぎ回っていた。 大野さんと妻の美津子さん(73)は、園児たちに「アイガモたちが水田の雑草や稲に悪いことをする虫を食べてくれる」などと伝えていた。 飽きずにひなを眺めていた園児の森谷薫君は、「ひなは小さくてかわいい。悪い虫を食べて、おいしいお米を作ってね」と笑顔を見せていた。