運転を楽しむマイバッハ 超高級オープンスポーツカー「SL モノグラムシリーズ」公開
メルセデス・ベンツ日本は29日、新型車「メルセデス・マイバッハ SL 680 モノグラムシリーズ」を公開した。超高級ブランドのマイバッハは、社会的地位のある人などが後席に座り、運転手付きで移動に使うことが多いが、この車は2人乗りのオープンスポーツカー。高い馬力と静粛性を備え、運転する楽しさを提供することに主眼を置いたという。 【写真】発表会でお披露目された「メルセデス・マイバッハ SL 680 モノグラムシリーズ」のボンネット 東京都内で開催された発表会では、赤と黒のツートンカラーの同車がアジアで初めて公開された。内装は白のレザーシートが特徴で、黒が中心のボンネットはマイバッハのマークを使ったパターン模様。手作業で研磨し、複数の層からなる塗装を行うという。 4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載した全輪駆動で、585馬力を発揮する。2025年春に欧州で投入され、日本国内での発売は同年10~12月の予定だ。価格は今後公表される。発表会で独メルセデス・ベンツグループのメルセデス・マイバッハ部門責任者、ダニエル・レスコー氏は「スムーズさや快適性を提供し、自分で運転することの楽しみをお届けしたい」と話した。 また、SUV(スポーツタイプ多目的車)の「メルセデス・マイバッハ GLS 600 ナイトエディション」を発売することも発表された。29日に注文の受け付けを始めた。黒やシルバーのダークカラーを基調とした外観が特徴の限定車で、日本では50台販売する。後部座席の居住性にこだわり、最大43・5度までリクライニングできるという。価格は4115万円。