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社会人6年目で開花した加藤知秋が「妹に負けて気づいた」大切なコト

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2019年度日本卓球リーグでファイナル4初優勝、女子年間王者に輝いた十六銀行。チームの主将を務めるのは加藤知秋(かとうちあき・25歳)だ。 【写真】十六銀行を牽引する主将の加藤知秋の可愛いショット 「新しく入社した安藤みなみと德永美子のおかげもあってタイミングが良かった」と謙遜しながらも、主将1年目で若いチームをまとめ上げ、十六銀行卓球部をシーズン三冠に導いた。前期日本リーグでは、勝てば優勝となる団体戦ラストで見事勝利し、2019年シーズン躍進の火付け役にもなった。 また、加藤知秋は、個人戦でも全日本社会人ベスト8、全日本選手権ベスト16と、ともに初のシングルスランク入りを果たした。 社会人6年目と、若手から中堅に差し掛かるこのタイミングで自己最高の結果を残した加藤知秋に話を聞いた。

インターハイシングルス3位 鳴り物入りで十六銀行入社

加藤知秋は、一学年下の妹・杏華とともに幼い頃から岐阜県卓球界では有名な卓球姉妹だった。岐阜商業高3年で、インターハイシングルス3位、妹と組んだダブルスは準優勝と圧巻の成績を残し、鳴り物入りで十六銀行に入社した。 1年目は、レベルの高い実業団選手を相手に日本リーグ前後期通して5勝5敗と、期待の高卒ルーキーとして順調なスタートを切った。しかし、その年の全日本選手権シングルス初戦で、中学生を相手にまさかの敗戦を喫する。 「1年目の全日本あたりから、怪我が続いて卓球が上手く噛み合わなくなっていました。フォーム修正の必要を感じていましたが、過去やっていたことに囚われて、新しいことに挑戦するのがすごく怖かった」と自らの卓球を変えることに踏み切れないまま、社会人2年目を迎えた。

妹に負けて気づいた「挑戦する大切さ」

妹・杏華が入社した2年目、加藤知秋は前期日本リーグのシングルスで4戦全敗しチームも2部に降格してしまう。 さらに全日本の岐阜県予選では、妹に敗れ本戦出場を逃した。一方で、予選を通過した妹の杏華は、全日本本戦で福原愛を下し、3位入賞を果たした。 「チームの2部降格」「全日本予選で妹に敗戦」という挫折と「妹の全日本3位入賞」という刺激が、加藤知秋を大きく変えた。 「今まで私が上で負けられないという立場でずっとプレーしていたんですけど、負けても当たり前ぐらいの結果を妹が出したので、変な気持ちを取り除けた。周りからの評価より自分がやれることをやらなきゃなと少しずつ気持ちが変わっていきました」。 勝てていない現実を受け入れることで、囚われていた過去から解放された。 「フォーム変更など新しいチャレンジが怖くなくなりました。そこから卓球自体もすごく楽しくなりましたし、もっと楽しんでやろうと前向きに思えました」と挑戦する心が芽生えていった。

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