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山本美月が2度目の舞台に挑む。演劇界話題のユニット“ねずみの三銃士”の新作舞台『獣道一直線!!!』まもなく上演!

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演劇界を牽引する俳優、生瀬勝久、池田成志、古田新太が「今、一番やりたい芝居を、自分たちの企画で上演したい!」という想いで結成された“ねずみの三銃士”。その新作公演『獣道一直線!!!』が、PARCO劇場オープニング・シリーズとして10月6日(火)よりPARCO劇場を皮切りに、全国6都市を巡演する。 第4弾となる今作も、『鈍獣』(2004)、『印獣』(2009)、『万獣こわい』(2014)の3作同様に、“ねずみの三銃士”発案のネタをベースに、宮藤官九郎が脚本を担当し、河原雅彦が演出を手がける。 今作のゲスト出演者には、数多くのテレビ・映画に出演する山本美月。さらに、舞台で存在感のある演技を発揮する池谷のぶえ。そして、宮藤官九郎も出演者として名を連ねている。 そこで、山本美月にインタビュー。2度目の出演となる舞台への想い、共演者の印象を聞いた。 【画像】山本美月さんの撮り下ろし写真 取材・文 / 竹下力 撮影 / 増田慶 ◆ドキドキしながら毎日稽古を ーー 演劇界を引っ張る演劇ユニット“ねずみの三銃士”の第4回企画公演『獣道一直線!!!』に参加されます。出演が決まったときのお気持ちから聞かせてください。 初舞台が楽しくて、いつかまた板の上に立ちたいと思っていたところに、ユニットの皆さんからご指名をいただいたので嬉しかったです。脚本を手がける宮藤さんには大河ドラマ『いだてん』(2019~20)のときにお世話になっていたし、今作は私にとって運命だと感じています。 ーー 山本さんは6年ぶり2度目の舞台出演になります。 前作の舞台『怪談・にせ皿屋敷』(2014)のときは、私以外にも初舞台の方がいたりしたんですけど、キャストの人数が多かったのもあって、みんなで楽しくワイワイ演じた記憶があります。今回は限られた人数だから、ドキドキしながら毎日稽古をしています。 ーー かなり緊張をされているんですね。 私はドキドキすると失敗する夢を見ちゃうんです。初舞台のときは、本番で失敗して恐怖を覚える夢ばかり見ていましたが、今回は稽古で失敗する夢ばかり見て(笑)。 ーー (笑)。ご自身のTwitterで「毎日震えてます……」とおっしゃっていたとおりなんですね。 毎日が大変です(笑)。やっと台詞を覚えて、稽古場はセットの建て込みもしたので、本番さながらのお芝居をしているのですが、座組の中では経験が少ないので、ついていくのに必死です。稽古も進み方が早くて、皆さんのペースに合わせるのに大変で、頭がパンクしそうになりながら演じています。 ーー 役どころは何役もこなすということで、とても大変でしょうね。 最初、脚本を読んだときは自分の役がわからないほどで(笑)。軸となるのは、宮藤さんが演じるドキュメンタリー作家の奥様の役で、過去の事件でトラウマを抱えて、男性に対して嫌悪感を抱いている。その子を突き詰めるのがまず難しいし、さらに妄想上の人物も演じないといけないんです。それぞれの理想の像がまだ見つけられなくて、テンションを調整するのも難しい。お話は、ちょっとゾッとする部分もあるけど、コメディの要素が強いので、お客様を笑わせる経験も初めてになります。それでも、私なりに全力で演技しようと思っていて、稽古場ではお芝居が間違っていたら、他のキャストの方が助けてくださるので、今はなるべく大きく演じて、皆さんの意見を取り入れながらやっています。 ーー 役作りをするうえで気をつけていることはありますか。 現場によって違うのですが、あまり作り込みすぎずに、監督や演出家の方と作り上げることが多いです。勘違いしている部分があってはいけないので、皆さんの意見をしっかり聞いて役を作っています。 ◆ツワモノ揃いの共演者たちと舞台を作る ーー 共演者はツワモノ揃いですが、宮藤さんとはご一緒されていますね。 独特の世界をお持ちの方ですよね(笑)。今回は脚本と出演ですけど、普段は演出もしていらっしゃるから、稽古でも抑えきれない想いが溢れて、「こうしたらどうだろう?」と笑いながら演出の河原(雅彦)さんに提案されていて。本当に楽しんでお仕事をされている姿が印象に残っています。 ーー 他の共演者の方はいかがですか。 生瀬(勝久)さんは、映像のお仕事でご一緒することがあったので気心が知れているというか、「こうしたらどうかな?」とお芝居を教えてくださるし、待ち時間も楽しそうに喋りかけてくれる明るい方です。(池田)成志さんは、とてもストイックで、稽古前にストレッチをしていると「あのシーンのお芝居は良かった」とサラッと褒めてくださる優しい方。古田(新太)さんは、振付を教えてくれることが多いです。“三銃士”の皆さんは、それぞれ役割を担って優しく教えてくださいます。池谷(のぶえ)さんもすごく優しくて、私が稽古で悩んでいるのを気遣って入浴剤をくださって(笑)、嬉しかったです。 ーー 演出の河原雅彦さんの印象を聞かせてください。 河原さんは怖い人だとお伺いしていたのですが(笑)、お会いしたらまったくそんなことはなくて。どんなときも丁寧に説明してくださるから、思いっきり演じています。 ーー 地方巡演も初めてのご経験になります。 いろいろな場所で美味しいものが食べられたらいいな(笑)。私の故郷の福岡の久留米にも行くので楽しみです。友達が来てくれたら嬉しいですね。 ◆山本美月が20代最後の年にやっておきたいこと ーー 7月にお誕生日を迎えて、20代最後の年になりました。20代のうちにやっておきたいこと、30代はどんな女性になりたいですか。 この質問、10代のときにも聞かれましたね(笑)。20代最後だから「これをしておこう」という気持ちはなくて、年齢のことを気にせずに、「30代はもっと楽しいよ」と言われているので、30歳を心待ちにしたいと思います。これまでは“美月ちゃん”と言われることが多いので、30代は“山本さん”と言われるようになりたいかな(笑)。 ーー (笑)。山本さんは、約10年、俳優を続けていますが、これまでを振り返ってみていかがですか。 昨年から今年にかけて様々なタイプの作品に出演しながら、私自身にも変化があったし、考えてみると、とても働いた気がして。昔はバリバリ仕事をしていることが理想でしたが、今は、もう少し自分のペースでゆっくり仕事をしたいと思っています。自分のやりたいことを考えて、選んで、相談して、焦らず見極めながら、人として健康に生きられるように、楽しんで俳優を続けたいと思います。 ーー 俳優としての活動で印象に残っている作品はありますか。 どの作品も印象に残っていますが、映画『桐島、部活やめるってよ』(2012)は、初めて役を作り込んだので大きな経験になりました。テレビドラマの『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』(2018)は西谷 弘監督の演出が優しくて、完成した絵も素晴らしいし、信頼できる方だと思って記憶に強く残っています。 ーー 舞台や映画の経験を経て、それぞれ面白さがあれば教えてください。 映像のお仕事は、“モノ”が残るという面白さがありますが、舞台は“モノ”を作っている感覚が強くて。現場の雰囲気も違うし、それぞれがまったく別物だと思うようになりました。どちらにしても私は作る過程が好きで、裏方でも楽しめるし、作品を楽しく作る行為だけみれば、舞台も映像も共通していると思います。 ーー たしかに、山本さんは絵をお描きになるし、11月には書籍も出され、展覧会も始まります。 絵を描き始めたのは、妹が純粋に楽しんでくれたのがきっかけです。そこから絵を描き続けたい気持ちが出てきて、SNSに載せても皆さんが反応してくださるので嬉しいし、自分の頭の中にある絵を表現するのは楽しいですね。演じることとは違った面白さがあります。 ーー ちなみに、2020年は山本さんにとってどんな年ですか。 今年は本当にいろいろなことを考えさせられた年で、何をしているときが楽しくて、何をしているときがつらくて、私の理想と身体が求めていることがわかりつつある1年だったと思います。自分自身を追い込んだり、右から左へ簡単にお仕事をこなすのは良くないと考えるようになって。なにより、一緒に働く人が大事だとすごく感じるし、ご一緒する人がどんな人物なのかを理解しながらお仕事をしたいと思います。 ◆素晴らしい作品を作ってお客様に届けたい ーー それでは、最後に今作の見どころを教えてください。 久しぶりの舞台で毎日ドキドキしていますが、素晴らしい作品を作ってお客様にお届けしますので、楽しんでいただけたら嬉しいです。 ヘアメイク / 藤本 希(cheek one) 山本美月が2度目の舞台に挑む。演劇界話題のユニット“ねずみの三銃士”の新作舞台『獣道一直線!!!』まもなく上演!は、WHAT's IN? tokyoへ。

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