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1500個もの風鈴が奏でる音色で涼を 兵庫・佐用の光明寺

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♪リンリン、リンリン♪  元来、お寺のお堂や塔などの軒の四隅には風鐸(ふうたく)というものが取り付けられている。それがカランコロンと鳴ることで、その音が聞こえる範囲には厄神や邪気が寄り付かないと考えられてきた。つまり風鐸は魔除けとされてきたわけだが、この風鐸が庶民化されて風鈴になったといわれている。  そこで、風鈴を奉納してもらい、その涼やかな音で境内を聖域化し、参拝者に厄払いをしてもらおうと「風鈴まつり」を始めたのが、佐用町平福にある光明寺の住職、井上隆快さん。なんと、1500個もの風鈴が美しい音色を奏でている。  今年は9月13日まで開催を予定している「風鈴まつり」には、SNSの効果で参拝者が増えている。寺離れが目立つこのご時世には喜ばしいことだが、「祭りの時だけのお寺ではなく、仏事の時だけのお寺でもなく、いろんなことで、いろんなときに訪ねてもらえるお寺でありたい。ですので、まだ道半ばです」と謙虚に井上さんは語る。  さて、風鈴で人気の光明寺には、実はもう一つ非常に特徴的なことがある。それは、境内に石彫、木彫、陶器製などの大小110羽以上ものフクロウを配していることだ。その理由というのが、平成26年春に境内の楠の大木をやむを得ず伐採することになったため。  長い間、境内を見守ってくれていた木なので、形を変えてでも残す方法を熟考。まず一つは仏像を作る(京都の仏師により作成中)、次に浮かんだのがその木に裏山からよく飛んできていたフクロウを木彫りで作るということだった。  光明寺は、以前から七福神の寿老人を祭っているが、「寿老人は福禄寿と同体」という説があり、合体させると“福老(フクロウ)尊”となる。こういう洒落で境内に様々なフクロウを安置することになった。七福神霊場で宿場町平福にある福ろうのお寺、福が三つ重なることから、光明寺を別名「福ふくふくろうの寺」と名付けることにした。  今年の夏は、縁起のいい名前のお寺で、風鈴の音に耳を傾けるのもいいだろう。涼を感じるために、インスタ映えを狙うために、佐用町に来たついでに……。理由は何であれ、今まで経験したことのない混乱した今だからこそ、アナタの想いや願いなどを短冊に書き、風鈴を奉納してはいかがだろうか。  光明寺へのアクセスは、車の場合は、中国自動車道「佐用インターチェンジ」より北上約3.3キロ。電車では、智頭鉄道「平福」駅から徒歩約5分。風鈴の奉納料金350円。 ※ラジオ関西『田辺眞人のまっこと!ラジオ』2020年8月14日放送回より

ラジオ関西

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