“奇跡の30歳”「膝をついちゃうぐらい落ち込むこともあった」激動の20代を振り返る
グループとしての成長
――先日BUDDiiS初の武道館公演がありました。当時の仲間もたくさん見学に来ていたのが印象的でしたが、何か印象的な言葉はありますか? 小川:それこそ中学の時からずっと仲良くしていた佐藤大樹(EXILE、FANTASTICS from EXILE TRIBE)が「めちゃめちゃ感動した」って言ってくれたのは嬉しかったですね。後日、ご飯にいった時も「ずっと見てきたふみが、ステージに立ってMCして、楽曲を披露してる姿を見て感動した」と言ってくれて。めちゃめちゃ嬉しかったです。僕自身、大樹に夢をもらって頑張ってきた部分があるので。
「大きな会場になっても変わらない」
――アーティストにとって、夢の1つでもある武道館。実際に立ってみての感想を教えてください。 小川:正直、自分の中では規模が大きいからとか、小さいからというのはあまり変わらないなとは思いました。渋谷の「duo(MUSIC EXCHANGE)」に立っていた頃から、全くやることは変わっていなくて、全力でパフォーマンスをして、来てくれた方たちに幸せを返すだけ。 武道館に立ったからといって、舞い上がるような気持ちというのは良い意味であまりありませんでしたね。周りから言われる「武道館埋めたのすごいね」って言葉で改めて「すごさ」を実感したくらいでした。もちろん感謝はしていますけど、ステージに立つスタンスという意味では、普段と何も変えずにできたという意味ではすごくよかったですし、楽しかったです。 ――では年末のさいたまスーパーアリーナでの公演も、気持ち的にはあまり変わらないですか? 小川:全然変わらないですね。大きいなとは思いますけど、本当にそれぐらいです。ただ、目の前に広がる光景がまるで違うという意味では、大変さもなくはないですけど、あくまでも目の前のお客様、来れなくてもパワーを送ってくれる方を幸せにすることに力を注ぎたいなと思います。 あ、でも僕の地元という意味では感慨深いですね。それこそさいたまスーパーアリーナは、よく友だちのライブや、LDHのみなさんのライブを見にいった場所なので、客席として見ていたところに、今度は俺が立つんだっていう意味ではワクワクしています。