韓ポスコの崔会長、「非鉄鋼分野」で成長目指す。事業構造を転換「鉄鋼を超える」
韓国ポスコの崔正友会長はこのほど、創立53年を迎えて発した従業員メッセージで「グループの事業構造を『グリーン&モビリティー』を中心としたものに転換しなければならない」とし、「鉄鋼を超え、電気自動車鋼材や部品、二次電池素材、水素などのリーディングカンパニーに成長しなければならない」と述べた。収益力のある鉄鋼事業を中核としつつも成長力は他分野に求めていく方針で、国内外で粗鋼生産規模の拡大を進めながら成長してきたポスコにとって大きな転換点を迎えたことになる。 ポスコグループの単純合算した2020年売上高は90兆ウォン(連結売上高は約58兆ウォン)。これを23年に102兆ウォンに拡大する計画。ただ、この達成の原動力となるのは鉄鋼部門ではなく非鉄鋼部門。計画では鉄鋼部門の売上高を2兆ウォン増とする一方、非鉄鋼部門は10兆4千億ウォン増とした。