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離婚経験はもはや当たり前?2020年の米大統領選は「家族」のあり方を再考するきっかけとなるか

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ハーパーズ バザー・オンライン

 今回のアメリカ大統領選挙が、歴史に残る出来事となるのは間違いない。現在も1日あたり1000人以上のアメリカ人が亡くなっている、新型コロナウイルスのパンデミック渦中に投票が行われるという事実だけでも、ページに正式に記載される事実だ。  もちろん、ジョー・バイデンの副大統領候補もそうだ。カマラ・ハリスは主要政党の副大統領候補指名を受けた初の有色人種の女性だ。もし、選挙に勝利すれば、彼女は女性初、黒人初、そしてインド系として初の副大統領になる。 【写真】トランプ大統領の両親や子供たち、兄妹についてのガイド入門! ドナルド・トランプの複雑な「家族構成」をおさらい しかし、今回の選挙には他にも前例のないことが数え切れないほどある。長年の間、“家族の価値観“というフレーズによって隠されてきた政治構造のなかで、2020年の選挙は、この国がようやく離婚を問題の種にすることを乗り越え、現代的なアメリカの政治家一家とはどういうものかを再考することになりそうだという点でも歴史的だ。

アメリカ史上、特に20世紀の間はずっと、大統領一家と副大統領一家は美徳の鏡であり、母と父、その2人から生まれた生物学上の子どもが2人以上いる核家族が当然のことながら道徳的な家族だという、誤った概念の手本となることが重要だとされてきた(ケネディ家、ブッシュ家、オバマ家は特にこのテンプレートに当てはまる)。アメリカの244年の歴史の大部分で、大統領候補者に離婚の入る余地はなく、結婚の失敗は不適格の要因になることが多かった。 しかし、恋愛や一夫一婦制、結婚が社会で果たす役割に対する考え方の進化が、有権者から政治家層にまで徐々に浸透し、この選挙周期に結実している。ステップファミリーを持つ離婚経験のある政治家(あるいは政治家の妻)というのは、もはやかつてのような乗り越えられない不名誉の烙印ではない。たとえ、一般的に離婚に対する汚名が減ってきていると示すだけだとしても、それはいいことだ。結婚生活が終わるということは、その関係がうまくいかなかったということだが、もはや一生残る傷や、家族が“失敗した“とか“壊れた“というサインではない。 2017年にトランプが大統領に就任した時、彼はアメリカ史上たった2人目の離婚経験のある大統領になった(もちろん、1人目はロナルド・レーガン)。彼と、ファーストレディには一緒に住む幼い子どもがおり、頻繁に訪ねてくる孫もいる。 では、トランプの副大統領マイク・ペンスはどうだろう? 彼は離婚経験者と結婚している。それから1選挙周期(4年)後、民主党候補に指名されたのは、2つのステップファミリーだ。11月にどちらが勝つにせよ、ホワイトハウスには継親(義理の親)がいることになる。 過去にも義理の親である大統領はいた。ジョージ・ワシントンには自分の子どもはいなかったが、マーサ夫人が前の結婚で産んだ子どもたちを育てた。ジェームズ・マディソンも、ドリー夫人が亡くなった前夫との子供を育てるのを助けた。しかし、候補者名簿に多くの融合家族がいるのは、本当の変化のように見える。

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