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多発する新型コロナ「持続化給付金」の不正受給 「軽い気持ちで話に乗ってしまった…」不正に手を染めた大学生が語った後悔 不正受給「指南」の実態とは…

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読売テレビ

新型コロナ 中小企業や個人事業主を支援する「持続化給付金」の不正受給が横行

新型コロナウイルスによって収入が激減した中小企業や個人事業主を支援する「持続化給付金」。今、この給付金をめぐる不正受給が横行している。友人に誘われたという大学生のAさんは、実際に不正に手を染めてしまった一人だ。 大阪府内に住み、有名大学に通うAさん。礼儀正しく、優しい口調の大学生だ。 大学生・Aさん「完全に自分がいけないことをしているという自覚はありましたので まあ…なんで断らなかったんやろうかと」 Aさんが不正受給に手を染めたきっかけは、友人からの一本の電話だった。 大学生・Aさん「昔、仲の良かった中学時代の友人がいまして、電話をいただきまして。そこで、“簡単に100万円手に入る方法があるのでどう?”みたいな形で聞かれて…ちょっと私、言いづらいんですけど、少しなんですけど借金がありまして、それの返済でちょっと悩んでいたので、簡単にお金が入るんなら聞いてみようかなと」

うその申請を指南…「国がお金を配っている」「みんなやってる」

8月、持続化給付金100万円をだまし取った疑いで、愛知県警に逮捕された3人は、大学生や会社員などおよそ400人に、うその申請を指南したとみられている。不正受給の額は、4億円にのぼる可能性も。  また、9日、大阪府警が2人、京都府警も2人を、持続化給付金をだまし取った疑いで逮捕するなど、摘発が相次いでいる。 Aさんは当時、パチンコや競馬でおよそ20万円の借金を抱えていて、制度について詳しく知らないまま、友人の口車に乗せられてしまった。 大学生・Aさん「持続化給付金という言葉は友人も言っていたんですけど、それがどういうものかというのは説明がなくて、危ないことかなと思ったんですけど、友人は“国がお金を配っている”と。ほかのみんなもやっているから、もし逮捕されるんやったら何万人という人が逮捕されるから、たぶん逮捕はされへんよという説明を受けて、話に乗っかってしまった」

うその申請手続きを「指南」する人物の存在…あっさり振り込まれた100万円

友人はAさんに中年の男性を紹介。男性は、Aさんへ申請に必要な書類を渡し、100万円を受け取れた場合、手数料として30万円の支払いを要求した。「持続化給付金」は、ひと月の売り上げが去年より50%以上減ったことなどが支給の条件だが、まだ学生のAさんはどんな書類を出したのか。 大学生・Aさん「給付金の申請で提出したものが まだデータで残っていまして」 申請には、去年の確定申告書の控えと 対象月の売上台帳などが必要で、Aさんは、中年男性から受け取ったうその書類を提出。売上台帳は、ことし4月の収入がゼロであることを 紙1枚に手書きで示した非常に簡単なものだった。 記者「この書類がおかしいなどの問い合わせは入らなかったですか?」 Aさん「無かったです」 記者「スムーズに?」 Aさん「はい」 そして、7月。国から持続化給付金が振り込まれた。Aさんのスマートフォンには100万円の入金記録が残っている。 Aさん「正直わたしも こんなんで通るんや…とは思っていました」 記者「びっくりした?」 Aさん「そうですねびっくりしました」

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