【京阪杯・生情報】重賞2勝の実績馬ヴェントヴォーチェがひと叩きされて前進 「使った効果はありそう」
[GⅢ京阪杯=2024年11月24日(日曜)3歳上、京都競馬場・芝内1200メートル] 昨年のGⅢオーシャンS覇者で、スプリンターズS(16着)を使われたヴェントヴォーチェ(牡7・牧浦)は23日朝、栗東の角馬場でじっくりと息を整えて最終調整を終えた。 「前走は1年6か月ぶりで、レース当日朝の運動のときは530キロ台だったのに計量では518キロ。久々の実戦でずっとソワソワしていたのもあったかな」と担当の岩本助手は長期休養のブランクがこたえたと振り返る。「今回は緩めずに調教ができたし、ガス抜きもできて使った効果はありそう」。当日輸送でもあり、変わり身は期待できそうだ。 ただ、レースに注文がつく点は変わらない。「ゴチャつくと良くない馬で、馬混みを割ることができない。空いた内を突くか、外を回る競馬でしか勝っていないけど、能力的にはここでも十分に通用する馬。内枠を引いたのでうまく前へつけて外へ出すか、空いた内を突くのか、あとはミルコ(デムーロ)にお任せやね」と同助手。重賞2勝、リステッド1勝の実力馬が叩き2戦目で大変身なるか、初めてコンビを組む鞍上の手綱さばきに託される。
東スポ競馬編集部