根本氏不出馬を表明 元復興相自民福島県2区 後継「指名せず」
次期衆院選に立候補せず、引退する意向を周囲に伝えていた元復興相の自民党の現職根本匠衆院議員(73)=福島県2区、当選9回=は29日、郡山市で記者会見し、不出馬を正式に表明した。 根本氏は衆院議員を引退する理由として、党東日本大震災復興加速化本部長として第13次提言を取りまとめ、第2期復興・創生期間後の政策と財源の確保に道筋をつけることができたなどと説明。岸田文雄首相の党総裁選不出馬なども受け、「世代交代のうねりも決断を強く後押しした。総裁選の行方も見ながら熟慮を重ねて決めた」と述べた。政治家としては活動を続けると述べた。 福島県新2区の後継候補については「指名せず、手続きにも全く関与しない」と強調。選考を党県連、党本部に委ねる考えを示した上で「意欲と情熱、使命感と志のある有能な人材を選んでほしい」と語った。