自民党に新たな裏金疑惑! 「本丸は萩生田氏」 特捜部が水面下で自民党東京都連を捜査
「石破はまるで信用できない」
総裁選で石破氏を支持した閣僚経験者も匿名を条件にこうぶちまける。 「そもそも私はあの人(石破首相)と総裁選が始まる直前に“この問題についてはしっかり応援してくださいよ”と話し、本人から『承諾』も得ていたのです。それなのに、いざふたを開けてみたら“はいはい”と、誰かの言いなりになって。今回の出来事は石破の人間性を知るのに役に立ちますよ。要するに、まるで信用できないんだ」 石破首相の苛烈な決定は、かように党内に遺恨を生んだのである。だが驚くべきは、これで裏金問題に幕引きが図られたわけではないことだ。次なる大波が襲い来るのは必至の情勢なのである。
「派閥の裏金問題と全く同じ構造」
社会部デスクが明かす。 「実は東京地検特捜部が、水面下で自民党東京都連を捜査中です。神戸学院大学の上脇博之教授が年始に都連の関係2団体、政党支部の『自由民主党東京都支部連合会』と政治団体の『都議会自由民主党』を東京地検に告発しています。特捜部はこの間、派閥の裏金問題に続き、都連の方を調べていたのです。すでに、都連事務局の幹部職員が任意で事情を聞かれています」 上脇教授といえば、自民党派閥の裏金問題を告発したことで知られる。ご本人が解説する。 「今年1月に私が刑事告発した、自民党東京都連及び都議会自民党の不記載問題は、派閥の裏金問題と全く同じ構造を持っているといえます」 どういうことか。 「私が2022年11月の『しんぶん赤旗』の報道をもとに、裏金問題で最初に告発したのは、派閥と各政治団体の収支報告書を突き合わせて判明した、20万円を超えるパーティー券の収入に関する不記載についてです。しかし例えば、18年から4年分の清和政策研究会(安倍派)の収支報告書に不記載だった政治団体からの収入は、4000万円に達していなかった。一方で、清和政策研究会の会計責任者が起訴されたときの虚偽記入額は、総額6億7000万円を超えていました」