自民党に新たな裏金疑惑! 「本丸は萩生田氏」 特捜部が水面下で自民党東京都連を捜査
場当たり的な対応
結果、1年間の党員資格停止中の下村博文氏(70)と西村康稔氏(62)のほか、半年間の党員資格停止処分が解除されたばかりの高木毅氏(68)、1年間の党役職停止中で、かつ政治倫理審査会での説明責任を果たしていない3名、すなわち萩生田光一氏(61)、平沢勝栄氏(79)、三ツ林裕巳氏(69)らが非公認になる見通しなのである。 政治ジャーナリストの青山和弘氏が異例の判断に至った内幕を語る。 「小泉氏なども当初は重複立候補に関して再考の余地があるとしながら、公認は原則的に認める考えでした。しかし先日、自民党が独自に行った情勢調査の数字を見たところ、自・公で最悪過半数割れもあり得るという厳しい結果だった。これを受けて、小泉氏も強硬路線を主張するようになりました。最後は石破首相が決断したものの、場当たり的な対応と言われても仕方がない面があります」
「安倍派だけを血祭りに上げるというのはとんでもないこと」
影響を受けるのは先の6名だけではない。 「首相は今後、地元の理解が進んでいないと判断した議員についても非公認にする構えです。また、すべての裏金議員の重複立候補を認めない方針で、その数は最大37名になる。今度の総選挙で相当数が落選の憂き目に遭うことは間違いありません」(前出・デスク) 無論、大半は裏金問題の震源地である安倍派の議員だ。元幹部の下村氏が、 「党ですでに処分が終わっているのですから、あとは有権者に判断してもらうのが適切なあり方ではないでしょうか。本人が知らないうちに不記載にしていたケースだって相当ある。形式的な問題で、安倍派だけを血祭りに上げるというのはとんでもないことです」 そう嘆息すれば、ある安倍派の選挙区支部長(元議員)も、 「本人はもとより、事務所の人間が誰も立件されていない場合まで、さらに罰を受けるのは納得いきません。だったら、小渕優子さんはどうなるんですか。彼女なんて東京地検特捜部から家宅捜索を受ける前に、PCのハードディスクにドリルで穴を開けていたんですよ。あの年の選挙で彼女は公認されているし、比例に重複立候補もしている。なぜ、われわればかりがこんな目に遭うのか。不公平ですよ」