シリア反体制派武装勢力が第3の都市ホムス制圧 アサド政権崩壊の見方強まる
All Nippon NewsNetwork(ANN)
内戦が続くシリアで、アサド政権が支配下に置く要衝を相次いで制圧している反体制派の武装勢力が、第3の都市ホムスも制圧したことが分かりました。 反体制派勢力は8日、主要都市のホムスを「完全に解放した」と明らかにしました。 24時間の間にシリアの4つの都市を制圧したとしたうえで、「作戦はダマスカス全域の解放に向けて継続中で、我々の目は首都ダマスカスを見つめている」としています。 ほかの主要な都市へと通じる交通の要衝でもあるホムスが制圧されたことで、ダマスカスへの攻勢が近いうちに始まるとみられています。 こうしたなか、ロイター通信は、劣勢が続く政府軍の兵士およそ2000人がイラクに避難したと伝えています。 このほかSNSでは、首都ダマスカスで、市民らがアサド大統領の顔が描かれたバナーを破る様子なども投稿されていて、政権が崩壊するとの懸念が高まっています。
テレビ朝日