首相、東南アジア訪問を調整 大型連休、欧州も検討
岸田文雄首相が4月下旬からの大型連休に合わせ、タイなど東南アジアを訪問する方向で調整に入ったことが分かった。複数の外交筋が12日明らかにした。ウクライナに侵攻したロシアへの対応や、中国の海洋進出を巡って各国との連携を強化する方針。首相は連休中の欧州訪問も検討している。 タイに加え、インドネシアやベトナムなど計4カ国の訪問を調整している。東・南シナ海への進出を強めている中国を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力を進めたい考えだ。欧州ではロシアへの対応や、ウクライナ避難民支援について協議する見通し。