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沖縄の空港ロビーにぎわう 県内各地に旅行客 移動自粛が全面解除 住民生活と観光両立へ

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沖縄タイムス

 新型コロナウイルス感染防止のための県をまたぐ移動自粛が全面解除となった19日、宮古島市ではみやこ下地島空港ターミナルが70日ぶりに営業を再開するなど県内各地で旅行客の姿が目立った。観光関係者は「住民生活と観光の両立を図りたい」として感染防止対策に力を入れる。一方、那覇市の国際通りではシャッターを下ろしたままの店舗もあり、関係者からは「すぐに以前のにぎわいを取り戻すのは難しいのでは」との声も漏れた。  みやこ下地島空港ターミナルでは同日午前10時50分すぎ、成田空港発の直行便が到着するとそれまで閑散としていたロビーが多くの観光客で活気づいた。千葉県からカップルで来た50代の男性は「21日に宮古島で結婚式を挙げる予定だったが新型コロナの影響で来年に延期した。せめて観光だけでも」と観光地へ向かった。  本格的な観光客受け入れへ、市内の観光事業者らでつくる「宮古島リカバリープロジェクト委員会」は住民の不安を払拭(ふっしょく)しようと感染予防ガイドラインを策定した。同委員会事務局で宮古島観光協会の根間春仁事務局長は「業界全体で対策し、地域住民の安全と経済活動再開の両立を図っていきたい」と話した。  石垣島でも少しずつ観光客の姿が増えてきたが、石垣島ビーチホテルサンシャイン常務取締役総支配人の赤城陽子さん(41)は、繁忙期である7~8月の客室稼働率も「例年の2割程度になるのでは」と厳しい見通しを示す。  同ホテルではおでこに貼って検温できるシートを各部屋に配布し、チェックアウト3日後に連絡して体調確認するなど感染防止対策に力を入れる。赤城さんは「安心して滞在できる環境を提供し、本来の沖縄らしい温かいおもてなしを心掛けてやっていくしかない」と話した。  那覇市第一牧志公設市場も観光客はまばらだった。長嶺鮮魚店の長嶺次江さん(80)は「すぐには前のようには戻らないね。新型コロナ感染の心配もあるけど、観光客がこのまま戻らなければ店も苦しい。早く戻ってきてほしい」と願った。  国際通りウエルカム宣言 商店街が安全PR  那覇市国際通り商店街振興組合連合会(真喜屋稔理事長)は19日、那覇市ぶんかテンブス館前ポケットパークで「国際通りウエルカム宣言」を発表した。真喜屋理事長は「今まで以上にウエルカムンチュの心でお出迎えしたい」と意気込みを語った。  同日から国際通りに応援メッセージが書かれたバナーフラッグ80枚を掲げ、通行人や車に通りをアピールしている。通りのホテル部会と連携し、ホテル宿泊者が利用できる飲食・土産などの割引商品券の発行企画や、毎週日曜日の歩行者天国を進化させた路上マルシェや路上BARの営業など「需要喚起と再活性化戦略」を5項目掲げ説明した。  真喜屋理事長は新型コロナウイルス感染拡大の影響について「前代未聞の打撃を受けた」と表現。ウエルカム宣言をし「ようやくこの日を迎えることができた。まだ安心はできないが、予防を徹底しながら皆さまをお迎えしたい」と話した。

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