【北海道スプリントC】武豊チカッパが豪快に差し切り初代3歳王者に「末脚を信じて道中はジッとしていました」
15日に門別競馬場で行われたJpnⅢ北海道スプリントカップ(ダート1200メートル)は、3番人気のチカッパ(牡・中竹)が、直線で36秒8の豪快な末脚を繰り出して差し切り勝ち。勝ちタイムは1分12秒6(稍重)。 昨年までは6月に行われていた古馬重賞だが、今年から3歳重賞として8月に行われた。その記念すべき初代(3歳)重賞ウイナーへと導いた武豊は、「すごくうれしいですね。以前、騎乗していたジョッキーからラストはいい脚を使うと聞いていたので、その末脚を信じて道中はジッとしていました。少し砂をかぶって気にするところを見せていましたが、非常にいい走りだったので、直線は外に出したいと思って乗っていました。ゴーサインを出した後の反応がものすごく良くて、早めに先頭に立つと、馬がゴール板などを見ていたりしていましたが、思っていた以上の末脚を使ってくれました。まだ3歳ですし、初めて乗せてもらったのですが、すごく良い馬ですし、まだまだ良くなると思います。今後が楽しみです」と期待を寄せた。 14日には門別競馬場でイベントの予定のあった武豊だが、台風の影響により順延となった盛岡競馬のクラスターカップへ騎乗するため盛岡入り。 「昨日、ファンに迷惑をかけたし、初めての騎乗でも結果を残したいと思っていました。週末には札幌で騎乗があります。応援よろしくお願いします」と笑顔で締めた。
東スポ競馬編集部