秋野暢子、食道がん完解から2年「孫の成長を楽しみにしているので、頑張って長生きします」
食道がんを克服した女優、秋野暢子(67)が17日、東京・神田スクエアホールで行われた「ミセス・グローバル・アース日本大会」のアンバサダーを務めた。 あいさつに立った秋野は2022年に声帯に近い部位にがんが見つかった当時を振り返り、「声帯を取って声を失うことは、しゃべることが仕事の私にとって死ぬことと同じ。手術は回避し、化学放射線治療を選択しました」と告白。4クールの抗がん剤投与と30回の放射線治療で翌23年に完解と診断された。 がんと向き合い「時間には限りがある。生かされている1日1日を丁寧に大切に生きていかなければならないことを学びました」と自身の経験で得たことを紹介。「がんはいつ、どこで誰がなってもおかしくありません。がんの防災をしっかりしてください」と予防の大切さを訴えた。 その後、会見し、現在は定期健診が半年に1度となり、全く問題なことや、2年前から趣味の絵画で個展を開き、収益金をがん研究機関に寄付していることも明かした。 また、長女、夏子さん(30)が9月に出産した初孫(女児)のお宮参りやお食い初めをSNSで発信しており、「孫の成長を楽しみにしているの。頑張って長生きします」と元気いっぱいに宣言。「きょうからハワイでロングバケーションです。孫が小さいから(娘夫婦は日本で)私一人ですけど、向こうにたくさん友達がいるから、楽しい年末年始を過ごしてきます」と人生をエンジョイしている。 親交があり、9日に膀胱がんで他界したフリーアナウンサー、小倉智昭さん(享年77)との思い出にもふれた。9月にロックバンド、JAYWALKのライブで会ったのが最後だったと振り返り、「メンバーに『オレさ、死んじゃうからさ。いっぱい楽器持ってるから持っていってよ』と冗談で話していたんです。私には『元気そうでよかった。お互い長生きしなきゃね』と言っていたのに」と唇をかみしめた。 同大会は世界4大ミスコンテストの一つ、ミス・アース・ジャパンのミセス版。元シェイプUPガールズの中島史恵(56)が司会を務め、シンガー・ソングライター、大黒摩季(54)のステージでも盛り上げた。