eill、竹内まりやの名曲カバーに感激「都会的な女性の冷たさと強さがある歌詞を聴いてもらえたら」
ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」。1月22日(土)の放送は、シンガーソングライターのeill(エイル)さんが登場。2月2日(水)にリリースするメジャーファーストアルバム『PALETTE』について語ってくれました。
◆コンプレックスがいつしか個性に
――『PALETTE』というタイトルを付けたのはなぜですか? eill:私の曲はいろいろなジャンルがあって、それがすごくコンプレックスだったときもあったんですけど、今まで1つのパレットにさまざまな色を乗せていくような感覚で曲を作ってきたなと思うようになって、“それが私なんだ”と肯定できたアルバムになったなと。そんな気持ちを込めて『PALETTE』と名付けました。 ――eillさんはタイアップの曲が多いですけど、作るときに何を意識していますか? eill:曲の主人公の気持ちと自分の気持ちがリンクできる場所を必ず1つ見つけています。“自分の歌としてしっかり歌えるように”というのは意識して作っています。 ――それは見つけやすいですか? eill:(私は曲に)すごく感情移入しちゃうんです。考えているときは、その子の気持ちになって生きてみたりして見つけていく感じですね。 ――曲自体はどうやって作っているのですか? eill:ピアノを弾きながら作ることもあれば、バンドと一緒にセッションをしてみたり、トラックをいただいて歌ってみたり、いろいろなパターンで作っています。 ――すぐにできるものですか? eill:曲にもよるんですけど、セッションで曲を作るときは30分とかでバッと作ることもありますね。 ――今作では竹内まりやさんの「PLASTIC LOVE」も収録されていますが、カバーしてみていかがでした? eill:コーラスワークを聴き取って、それを再現するのが難しかったのと、まりやさんの歌詞がすごく好きなので、“歌詞を聴かせるように歌うにはどうすればいいのか”をすごく考えました。 ちょっとキーを低くして歌ってみたり、スローにして歌ってみたり、都会的な女性の冷たさと強さがある歌詞を聴いてもらえたらいいなと思ってアレンジしました。 ――すごい名曲ですが、プレッシャーはありましたか? eill:それこそ、私が高校生ぐらいのときにシティポップブームがやってきて、そのときにこの曲を聴いていたので、それを自分がカバーさせていただけることが本当にうれしい、というのが一番大きかったですね。 (TOKYO FM「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」2022年1月22日(土)放送より)