【1日約10分でも寿命が延びる!】ウォーキングが寿命に関係していることが米調査で明らかに
健康や寿命にいいと示す研究結果が増え、ウォーキング人気は、この数年で急上昇している。そして、このたび新たな研究により、ウォーキングの恩恵は毎日何キロも歩かなくても受けられることが分かった。実際は1日ちょっとした時間を歩くだけで、健康に大きな効果があるという。 【写真】ウォーキングで体重を減らす6つのコツ 今回の研究で具体的に判明したことは? そしてウォーキングはなぜ健康にいいのだろう、これまでに分かっていることをまとめてみた。 ※この記事はアメリカ版ウィメンズへルスからの翻訳をもとに、日本版ウィメンズヘルスが編集して掲載しています。
今回の研究で明らかになったこと
スポーツ医学誌『British Journal of Sports Medicine』に掲載されたメタ分析では、計3000万人以上を対象とした査読済みの論文196本分のデータが分析された。研究チームがとくに注目したのは、対象者の運動量と健康状態の関係性。 分析の結果、中強度の運動(ブリスクウォーキングを含む)を週75分した人は、早期死亡のリスクが23%も低かった。 また、さらに詳しい分析により、中強度の運動を週75分行えば、心血管疾患のリスクが17%、がんのリスクが7%低下することも分かった。
ウォーキングの効果を得るには、1日どのくらい歩くべき?
これは、あなたの目標次第。今回の研究結果を見る限り、安定したペースで1日11分(週75分÷7日間)歩くだけで、上記のような健康上の効果がすべて得られる。 もちろん、11分経ったからといって歩くのをやめる必要はまったくない。ウォーキングに「マジックナンバーはありません」とマセニー氏。「1日5000歩に満たないと、何のメリットも得られないということはないですよ」 健康のためにウォーキングを習慣にしたいなら、1日5000歩以上を目指してほしい。でも、マセニー氏によると、基本的には自分にできることをすればOK。