Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

受験のプロが教える!2020年に学力を伸ばした中高一貫校は、国立志向が強い男子校が強みを発揮

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
ベネッセ 教育情報サイト

志望校を決める際、偏差値と大学合格実績を重要視されるかたが多いかと思います。加えて、入学後にどれだけ学力を伸ばすことができるかというのも、学校選びの重要なポイントです。そこで今回は、森上教育研究所が難関国立大で合格実績を出している学校の中で、2020年に学力を伸ばした学校についてお伝えします。

2020年に学力を伸ばした学校とは?

「学力を伸ばした学校」とは、中学入学時の偏差値と高校卒業時の偏差値を比較して、その差がプラス方向に大きい学校のことです。以下の表は、各中学校の難関国立大の合格実績をもとに算出した、6年間で伸びた学力が大きい学校をまとめたものになります。表の見方は以下のとおりです。 (1)中学入学時の学力(2014年四谷大塚模試の結果偏差値を入学時の学力として使用) (2)高校卒業時の学力(対象大学群の合格実績を基に、入学時と同じ単位の偏差値に変換して高校卒業時の偏差値を算出) (3)6年間で伸びた学力(学力の伸びは、高校卒業時の学力から中学入学時の学力を引いて計算。(1)と(2)の差が学力の伸び=(2)-(1)) ※結果偏差値:入試で80%の人が合格した偏差値 具体例を挙げて説明すると、以下の表の一番上、栄光学園は、(1)中学入学時の学力が67.0で、(2)高校卒業時の学力が71.1です。71.1から67.0を引いた差が4.1となっています。これは、偏差値が4.1ポイント上の学校と同じ実績を出したことになるということで、偏差値4.1ポイント分学力が伸びたということになります。今回は3ポイント以上学力を伸ばした学校をご紹介します。

難関国立大の合格実績では、男子校が強みを発揮

難関国立大で合格実績を出している学校で3ポイント以上伸ばした学校は、今回ほとんどを男子校が占めました。男子校は国立志向が強いため、今年も難関大でその強みを発揮したといえます。この中では特に世田谷学園が6.5ポイント伸ばしており、非常に健闘しています。入学時偏差値の高い栄光学園と駒場東邦との比較では、栄光学園のほうが若干ポイントを伸ばしていますが、その差はわずかです。このレベルの差であれば実際にどの程度合格者を出しているかという合格実績で比較するほうがよいでしょう。また、ここに挙がっている男子校では、攻玉社、世田谷学園、巣鴨、城北がよく比較されますが、いずれも難関国立大ではかなり学力を伸ばしています。その点では互角といえますので、校風をもとに選ぶのをおすすめします。 共学校が主に強みを発揮するのは、早慶上智や人気国立大学となるため、ここでは共学校はほとんどエントリーしていません。しかし、唯一名前が挙がっている桐蔭学園は、8.7ポイントと今回かなりがんばって学力を伸ばしています。難関国立大をめざし、共学を考えているかたにとって注目の学校といえます。女子校も、今回光塩女子学院以外は、名前が挙がりませんでした。女子有力校では、例年通りハイレベル層が難関国立大よりも医学部実績に流れる傾向が続いていることが影響していると考えられます。 全体的に難関国立大の合格実績で見ると、学力の伸びはそれほど大きくありません。これは、入学時と卒業時の学力にそれほど差が開かなかったということですから、今年は番狂わせが少なく、順当な結果であったといえるでしょう。

【関連記事】