「芸妓の粋」お座敷遊びで触れて学んで 伊東・お座敷大学 25周年文化祭
芸妓(げいぎ)文化に親しむ「伊東温泉お座敷文化大学」の25周年記念文化祭(実行委主催)がこのほど、伊東市の観光文化施設「東海館」で開かれた。落語家林家ぼたんさん、覆面プロレスラー七星さんがステージ上で芸妓の作法などを学びながら披露したほか、来場者がお座敷遊びに挑戦した。 着物姿で登場したぼたんさんと七星さんは、元芸妓の指導で和座敷に入室する際の作法を学び、日本舞踊の基礎を演じてみせた。お座敷遊びは「虎拳(とらけん)」と「金毘羅船々(こんぴらふねふね)」を取り上げ、来場者が和気あいあいと楽しんだ。 同大学は芸妓文化の継承を目的に1999年に始まった。東海館を主会場に開催し、10~90代の受講生5000人を輩出した。実行委の虫明博光委員長は「お座敷は芸妓さんの粋を学んでもらう良い機会。体験を通じて非日常の楽しさを味わってほしい」と呼びかけた。
静岡新聞社