昆虫ハンター・牧田習が解説するオドロキの昆虫雑学!キリギリスはカマキリを食べることがある
夏真っ盛り!夏と言えば昆虫の季節です。 テレビでもお馴染みで注目度急上昇中!最近では『昆虫ハンター・牧田 習のオドロキ!!昆虫雑学99』を上梓した昆虫ハンター・牧田習が、オドロキの昆虫雑学を解説!昆虫たちのびっくり生態をご紹介します。 コチャバネセセリは自分のおしっこを乾いた動物のうんちにかけて出てきた汁を吸う 子供も大人も「夢虫(むちゅう)」になること間違いナシ! ■キリギリスはカマキリを食べることがある 「草むらの王様」でもあるカマキリは、草むらで他の昆虫たちを捕まえて、むしゃむしゃ食べて暮らしていますよね。そんな向かうところ敵なしのカマキリですが、実はカマキリを食べてしまうこともあるくらい凶暴な昆虫が同じ草むらにいます。それはキリギリスです! キリギリスって「ギィーッチョン、ギィーッチョン」と鳴いて、平和に暮らしているはずじゃないの!?……と思うかもしれませんが、実はキリギリスは雑食(動物も植物も食べる)で、自然界では肉食なことも多く、他の昆虫を食べるという生態があります。なので、相手がカマキリであっても、太くて鋭い脚を使って飛びかかり、かぶりついて食べてしまうことがあるのです。 とはいえ、逆にカマキリもキリギリスを食べてしまうことがあるため、カマキリとキリギリスは草むらでライバルの関係にあたります。イソップ童話の「アリとキリギリス」にも登場し、呑気に思われがちなキリギリスにも、意外な一面があるのです。 ■データ 名前 ◎キリギリス 体長(成虫) ◎2.5~4cmほど 生息地 ◎日本 活動時期(成虫) ◎6~9月 特徴 ◎茶色や緑色の体に長い後ろ脚を持つ 採取難易度 ★★