大阪府・吉村知事が定例会見8月25日(全文5)国民とのコミュニケーションが非常に重要
首都圏がピークアウトするかどうかが1つの目安
もちろん全国でも繁華街とかあまりなくてクラスターが抑えやすいようなエリアというのは、一瞬、帰省とかで、盆休みで広がったとしても、そのあと僕は収まってくるとは思うんですけれども、予測ですよ、デルタ株だから分からないけれども、今までの傾向でいくと、やっぱり地方部のほうが収まりやすいです。 もちろんこれは大丈夫って言っているわけじゃなくて、地方部は地方部で医療体制がそこまで十分じゃないところが多いので、逼迫度というのはしんどい思いで全国で今やっているわけですけど、感染の傾向という意味ではやっぱり大都市で広がるウイルスなので、当たり前ですけど人が多いですから、匿名性も高いところでやっぱり広がってきます。活動が活発なところで広がっていきますので、そういった意味では、まず東京・首都圏がピークアウトするのかどうか、これが1つの目安だろうと思っています。それより早く大阪、関西もピークアウトしてもらいたいと思っていろんな呼び掛けもしたりしていますけど、それもしながら、あとは病床体制、そこを強化していくということも、ここにものすごく力を入れながら今やっているという現状です。なので今後、まだ増えるだろうと思ってます。 東京、首都圏がまだピークアウトしてるかどうか。これは専門家によるとちょっと意見は違うんですけれども、分からないですから、そこから少し遅れてる大阪はまだ増えるだろうというふうに思ってます。だから増える前提で、ホテル療養のこの強化もそうだし、病床も、より一段の病床もお願いする。
基金に44億円寄せられたことへの思いを聞きたい
きのうは松井市長が第3の専門のコロナ病院っていう発表もされましたけども、あるいは重症化を防ぐというので、在宅で、国が発表するとほぼ同時に開始するような体制を整えたりだとか、そういったことをやりながらなんとか医療体制を強化してこの波を乗り越えていきたいと思ってます。予想としては、陽性者は増える可能性はまだ高いというふうに思ってます。 大阪日日新聞:2点目で、基金について伺いたいんですけれども、府のほうで「新型コロナウイルス助け合い基金」、つくられていくかと思うんですが、こちらの今朝の午前9時現在で44億円というふうな、かなり多くの寄付が寄せられている、基金に寄せられていると思うんですけれども、この金額っていうのは人口が同規模の首都圏の他府県と比べてみても、もちろん首都っていうのはちょっとぴったり一緒じゃないかもしれませんけども、44億円、これだけの規模の額が寄せられているっていうことにつきまして、知事としての思いを伺えますでしょうか。 吉村:これ本当にご寄付いただいた方に感謝です。もう44億円という基金、これはもうあり得ないです。そんな寄付金、基金なんていうのはなかなか、まずないですから。それだけ府民の皆さん、また、大阪府民じゃない方も含めて全国の皆さんで、この医療従事者の皆さんに助けられている、医療従事者の皆さんと助け合いをやっていこうということで、その気持ちをご寄付いただいたと思っています。 これまでも非常に多くの医療従事者の皆さんにこの寄付の贈呈をさせていただきました。今後、今は重症センター中心にやったりもしてますけれども、今後はこの寄付がまだ贈呈ができますから、医療従事者の皆さんにこの寄付していた皆さんの思いを、感謝の思いを届けたいと思っています。まず、本当に44億円という寄付に感謝を申し上げます。まだ引き続き医療従事者の皆さん、大変な中でコロナにも当たられていますので、寄付してもいいよという方については、ご寄付をお願いしたいと思います。 皆さんに発表してるかどうか分かりませんけど、いろんなところで感謝状の贈呈なんかもずっとこの間、僕自身もやり続けていますけれども、本当に多くの方にご寄付をいただいていることに感謝を申し上げます。