大阪府・吉村知事が定例会見8月25日(全文5)国民とのコミュニケーションが非常に重要
協力いただけない店が増えている状況ではない
支援金、協力金も先行、先払い、これが不十分と言われれば不十分な金額かもしれませんけど、先行払いの仕組みであったり、あれも99%支給しましたが、なんとか、不十分かもしれないけど協力金制度もつくって、なんとか感染を抑えるためにご協力をお願いしますということを今、これは大阪だけじゃなくて兵庫・京都はもちろん、全国でもやっていることなので、ぜひそこはご協力をお願いしたいと思っています。 それ以外、協力をしてくれないお店がどんどん増えているかというと、僕はそういう状況ではないと思っています。もちろん春のときより100単位、200単位、増えているじゃないかってあるかもしれませんが、全部で5万店舗以上ありますんで、そういった中では飲食店の皆さんには本当にご協力いただいていると思っています。 ご協力いただいていないところもあるので、ここは個別に危機管理、1店舗1店舗、回っていくということをやっていきます。 司会:ほかに質問ございませんか。この際、質問を予定されている方は一度手をあげていただけますか。そしたら最後、お2人でよろしいですね。そしたら日日新聞さん、そのあと。
今後の感染の推移をどう見ているのか
大阪日日新聞:すみません、大阪日日新聞の山本です。コロナの感染者のことでお聞きしたいんですけれども、先週18日の対策本部会議の中の資料で新規感染者のシミュレーションというのをお示しいただいたかと思うんですけれども、その際には想定、2パターンを立てられて、第4波と同じ前週増加比のものと、第4波よりも一点何倍かの前週増加比で2パターン立てられたかと思うんですけれども、その際8月下旬をピークに少しずつなだらかに減少していくというふうな曲線を描いていまして、同じく重症患者も中等・軽症患者も同様に8月下旬をピークにだんだんと下がっていくっていうふうなシミュレーションの形になっていったかと思うんですけれども、もちろん今後の感染というのは誰も予想できないとは思うんですが、知事は今後の感染の推移というのはどのようにご覧になられているかというのを伺えますでしょうか。 吉村:これは、感染の推移は本当に分からないとしか言いようがないです。ただ、増える可能性というのを当然考えて行動するのがリスク管理ですから、増える可能性を考えて行動していきたいと思っています。感染者の状況がどうなるかっていうことについては、やはり同じデルタ株が非常に広がっている東京・首都圏、これが非常に参考になるんではないかと思っています。東京・首都圏で非常にまず広がって、そして全国に広がっている、大阪にも広がっていると。少し遅れてやっぱり広がってきているという状況、置き換えも進んできているということなので、その東京・首都圏がピークアウトすれば、そこから少し遅れて全国、関西も含めてですけどピークアウトするっていう傾向に入るんだろうと思います。取ってる措置がまったく違うことではないので、例えば東京だけロックダウンして大阪がロックダウンしなければそうじゃないですけど、やっていることは基本一緒なので。 あとは、大都市性っていうのは当然ありますけれども、東京・首都圏がピークアウトするかっていうのは非常に僕自身は注目して見ています。予想してもなかなか当たらないので、いろいろな専門家も予測値は出すんですけど当たらないことも多いですから。僕が今、新規感染者の動向として非常に注目している傾向としては、このデルタ株っていうのがどのぐらい膨らんでどのぐらいピークアウトするのかどうか、そこは非常に注目していますが、やっぱり東京・首都圏がピークアウトするかどうか、ここは1つ、全国がどうなるのかの指標にもなってくるんじゃないか。