交通死亡事故抑止へ「警報」 全国ワースト1位で神奈川県が新制度 事故集中で発令し注意呼び掛け
神奈川県は11日から、県内で一定期間に交通死亡事故が集中した際に「交通死亡事故多発警報」を出し、注意を呼び掛ける取り組みをスタートする。昨年の交通事故死者数は全国ワースト(142人)で抑止のための啓発を強化する。 警報は主に7日間で7件以上の交通死亡事故が発生した際に出し、県警や教育委員会、道路管理者、交通関係団体などと連携し、周知や見守り活動などに一層取り組んでもらう。黒岩祐治知事は6日の定例会見で「交通死亡事故の増加の兆候を捉え、機動的に啓発を強化し、交通事故のない安全で安心して暮らせる社会を目指す」と述べた。 県は県交通安全計画に掲げた目標で、年間の死者数を「130人以下」としている。
神奈川新聞社