しがみつけるか、蹴落とせるか レギュラーシーズン最終盤 4・5・7・8位の生き残りバトル/麻雀・Mリーグ
Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、3月4日第1試合に出場する4選手を発表した。この日はチームポイントがセミファイナルシリーズ圏内の4、5位、圏外の7、8位のチームが同卓するという、レギュラーシーズン最終盤でのサバイバルマッチ。上位チームの足にしがみつき、さらに混戦へといざなうか、下位チームを蹴落として安全を確保するか。一打の隙も許されない息詰まる戦いとなる。 【動画】3月2日の試合の模様 今や全ての試合でトップ狙いが求められるのが最下位、セガサミーフェニックス。前回登場時、痛恨の2連続ラスを引いたことで、ボーダーラインから遅れを取ってしまった。試合のない6位TEAM雷電との差は80ポイント弱。大トップなら、まだ1試合で詰められる。チームの柱・近藤誠一(最高位戦)は、前回出場時のトップでも痺れると語っていたが、今夜はさらに痺れる場面の連続となる。 ボーダーラインが目と鼻の先なのは、7位の赤坂ドリブンズ。6位までわずか2.9差と、着順1つどころか、アガリ1つで逆転可能な僅差だ。今期は思うように成績を伸ばせていない鈴木たろう(最高位戦)だが、この正念場で挙げる1勝はシーズン序盤の何勝分にも匹敵する。“ゼウス”が選んだ道の先は、天国になるか地獄になるか。 昨期、ぎりぎりの6位でセミファイナルに進出したU-NEXT Piratesだが、今期もまた肝を冷やす展開が続いている。現在5位にいるとはいえ、こちらも1回のラスでまたセミファイナル圏外に逆戻りだ。誕生日を迎えたばかりの朝倉康心(最高位戦)は、35歳の初陣でチームを救えるか。 もがく3人に対し、悪魔的な強さを見せつけるのがKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)だ。個人ポイントは、目標とする+500を少し割ったが、それでも断トツの首位。一度勢いに乗ってしまえば、自然と収まるまで他者はじっと耐えるしかないほどだ。チームは連敗こそなければ、セミファイナル進出は果たせそうだが、“魔王”の進撃で久々にプラス域の空気を吸いたい。 【3月4日第1試合】 赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦) 個人20位 ▲82.8 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟) 個人1位 +471.5 セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦) 個人16位 ▲31.4 U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦) 個人26位 ▲240.2 【3月2日終了時点での成績】 1位 渋谷ABEMAS +518.6(84/90) 2位 KADOKAWAサクラナイツ +317.2(84/90) 3位 EX風林火山 ▲25.9(84/90) 4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲40.0(84/90) 5位 U-NEXT Pirates ▲155.4(84/90) 6位 TEAM雷電 ▲178.2(84/90) 7位 赤坂ドリブンズ ▲181.1(84/90) 8位 セガサミーフェニックス ▲255.2(84/90) ※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会 ◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。 (ABEMA/麻雀チャンネルより)