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山田裕貴が明かす、俳優としての“現在地” 声優初挑戦で自身に課したハードル

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リアルサウンド

 『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』が9月11日に公開された。 【写真】山田裕貴インタビュー撮り下ろしカット  1990年より『漫画アクション』で連載が開始され、その後1992年にアニメが放送されて以来、長い間愛され続けている国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』。劇場版シリーズ28作目となる本作の舞台は、地上のラクガキをエネルギーに浮かぶ王国・ラクガキングダム。ところが、地上では時代の流れかめっきりラクガキが減り、王国は崩壊の危機に直面していた。ラクガキングダムの王国軍は、国の命運をかけて無理やり人間たちにラクガキをさせる「ウキウキカキカキ作戦」を決行し、地上への進撃を開始する。  ラクガキングダムの王国軍を率いる防衛大臣を演じるのは、俳優の山田裕貴。昨年は、朝ドラ『なつぞら』(NHK総合)に出演し、お茶の間に大きなインパクトを与え、舞台『終わりのない』では文化庁芸術祭賞演劇部門新人賞を受賞と大活躍。今年も多くの公開作が控える山田が、初挑戦というアニメーション声優の難しさや、俳優としての現在地を明かしてくれた。なお、このインタビューは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて本作が公開延期となる前、3月に行った。 ■「金曜日は絶対に『しんちゃん』、『ドラえもん』、『Mステ』の流れ」 ーー今回『クレヨンしんちゃん』という国民的アニメシリーズのゲスト声優に抜擢されました。改めて声優として作品に参加する気持ちを聞かせてください。 山田裕貴(以下、山田):素直にすごく嬉しかったです。ゲスト声優なので本当に一言、二言の役だと思っていたのですが、ものすごいキーマンの役でちょっとビックリしました。逆に「ゲスト声優で出られて楽しいな」で終わらせたくないというか、「ちゃんとやりたいな」と思って。アニメが大好きで、声優さんも大好きなので。その愛が強い分、「こんなんじゃダメだ」とか、「もっとこうやって工夫して練習してやらなきゃ」と自分との戦いでした。 ーー意外にもアニメーションの声優は初挑戦ですよね。 山田:そうなんです。僕も「やってるんじゃないか」と思っていました。 ーー声だけで演じるところに難しさはありましたか? 山田:今喋っているように、相手との距離の感覚がなかったり、身振り手振りも使えない、表情でも伝えられないのは戸惑いがありました。僕、声優さんのモノマネをアニメとか観始めたころからやっていましたし、自分が演じた戦隊モノの『海賊戦隊ゴーカイジャー』(テレビ朝日系)では、変身後にアフレコがあるんですけど、そこですごく勉強していました。だけど、やはりいざこのようにキャラクターを1つ作り上げてみると、ものすごく難しかったですね。 ーーマイクとの距離の感覚は、普段のお芝居にはない要素ですよね。 山田:マイク乗せというんですかね。そういう部分が重要なのかなと途中で思ってきて、難しさをすごく感じました。声優さんたちに「この俳優すごいね」と思われるレベルまで持っていかないとダメだと、自分に課してたものがあって。僕も、「あー、たぶんこの役は俳優がやっているんだろうな」とお客さんがわかるような完成度では世に出したくないし、やりきった結果どうなってるのかはわかりませんが、自分でハードルを上げてたからこそ、より難しく感じました。 ーー出演発表の際に、『クレヨンしんちゃん』が大好きとコメントされていましたが、山田さんの中で思い出に残っている作品はありますか? 山田:やっぱり『映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』かな。めっちゃ泣いたんですよ。すごくよかった。 ーー人気作品ですよね。 山田:当時小学校6年生ぐらいの僕にとって金曜日は絶対に『しんちゃん』、『ドラえもん』、『Mステ』の流れでした(笑)。 ーー今回の出演で久しぶりに『クレヨンしんちゃん』に帰ってきたというか。 山田:そうですね。触れられました。 ーー今回演じられた防衛大臣というキャラクターについてはどのような印象を持ちましたか? 山田:“ピュア”って、ときに危ない方向に行ってしまうんだなと。自分の信じているものや好きなもの、心酔してるものを守ろうとしすぎると、人を傷つける行為になってしまうことがある。そういうピュアさが危ういのだなと思った一方で、「守りたい」という思いもある。まっすぐなキャラクターだなと思いました。

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