若い人も注意 「脱衣所で目の前が真っ暗に…」20代女性アナも体験 冬の風呂は「ヒートショック」に気を付けよう 注意すべきポイントと対策は?
9日は全国的に冷え込みが強まりました。この時期に気を付ける必要があるのが「ヒートショック」です。 【寒気到来】近畿各地で今シーズン一番の冷え込み 冬型の気圧配置続く 積雪や路面凍結に注意 ヒートショックとは、気温・室温の急な変化で血圧が大きく変動し、不整脈・心筋梗塞・脳梗塞といった疾病が起こることをいいます。寒いところから急に温かいところに移動するときなど注意が必要です。
リンナイは冷え・ヒートショックに関する調査の中で、「自宅で冷えが気になる場所」を聞いたところ、最も多い回答は「脱衣所・洗面室」の56%でした。このほか、「トイレ」38%、「浴室」34%、「廊下」23%、「寝室」16%と続きました。脱衣場や浴室以外でも注意が必要です。 この「ヒートショック」。高齢者の方がリスクが高いイメージがあるかもしれませんが、調査を監修した東京都市大学・早坂信哉教授は「若者も警戒が必要」としています。ヒートショックには2種類あり、「高齢者は山型ヒートショック、若者は谷型ヒートショックに要注意」ということです。
【山型ヒートショック】 暖かい室内にいるときは血圧が安定していますが、脱衣場や浴室など寒い場所に移動すると、血管が縮み血圧が上昇。そこから急に熱い湯船に入ると、さらに血圧が上昇します。その後、湯槽の温熱効果によって血管が広がり、血圧が急激に低下します。この血圧の乱高下により起こる現象が、一般的に知られている「ヒートショック」です。 【谷型ヒートショック】 熱い湯船から出たとき、湯船の温熱効果と水圧による締め付けがなくなり、急激に血圧が低下をすることで起こります。つまり、お風呂から出るときも油断は禁物です。
入社2年目のABCテレビ・大仁田アナも「谷型ヒートショック」2回体験
入社2年目のABCテレビ・大仁田美咲アナウンサーも、「谷型ヒートショック」を2回体験したといいます。 (大仁田アナ)「スマートフォンを湯船で30分ぐらい操作していて、脱衣所に行って急に目の前が真っ暗になって…目を開けたら、自分が横になっている状態でした。さまざまな原因はあると思いますが、若者でも起こりやすいんだなという印象です」
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