壮絶な“故障遍歴”のオーデンがロード・マネジメントの是非に見解。自身のケガについては「笑うしかない」<DUNKSHOOT>
過酷なNBAの世界において、故障によりキャリアが短命に終わる選手も少なくない。その代表格としてまず思い浮かぶのがグレッグ・オーデンだ。 【動画】オーデンが“元同僚”レブロンと笑顔で再会&ハグ 2007年にドラフト1位指名でポートランド・トレイルブレイザーズに入団したビッグマンは、度重なる大ケガに見舞われ、通算出場試合数はわずか105。実働3シーズンで現役引退を余儀なくされた。 こういった選手を1人でも減らすため、近年はプレーヤーの疲労軽減、そしてケガのリスクを抑えるために“ロード・マネジメント”を行なうチームが増えている。連戦などの際に意図的に選手を休ませるわけだが、興行的な部分でスーパースターが欠場することにリーグ側が難色を示すなど、その是非が再三にわたって議論されている。 オーデンはギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』にゲスト出演した際、ロード・マネジメントの善し悪しについて問われると、「選手個人にとっては良いことだと思う。自分の身体を守れるからね」と、相次ぐケガに悩まされた経験を基に見解を語った。 「でも、ファンは(ロード・マネジメントを)疑問に思うこともあるだろう。僕は1年目の開幕前にマイクロフラクチャー手術を受けた。1年半プレーしたのち、膝蓋骨を骨折。それから復帰後にまたマイクロフラクチャーを受けた。8か月のリハビリ後、またマイクロフラクチャー。5年間で3回…笑うしかない」 マイクロフラクチャーを含め、計7度も手術を受けたオーデンの壮絶な“故障遍歴”。彼の現役時代にロード・マネジメントが周知の手法となっていれば、身体にメスを入れた回数がもしかしたら減っていたかもしれない。 構成●ダンクシュート編集部
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