競泳・池江璃花子が選ぶ“スゴい日本代表”はフィギュア・羽生結弦「本当に尊敬の言葉しかない」
『加藤浩次&中居正広の歴代日本代表286人が選ぶ この日本代表がスゴい!ベスト20』(日本テレビ系)が12月4日(水)午後7時~9時に放送される。 この番組は、“日本代表”の新事実を徹底取材し、関係者インタビュー、試合映像、再現ドラマなどで再構成。番組独自のランキングを基に、オリンピックの新事実を紹介するバラエティ。MCは加藤浩次と中居正広、進行は岩田絵里奈アナが担当する。 放送を前に、競泳・池江璃花子選手に聞いた「スゴい日本代表」についてのインタビューが到着した。 ◆池江さんがスゴいと思う、日本代表選手はどなたですか? 平昌オリンピックで五輪2連覇を達成した羽生結弦選手です。数々のけがを乗り越えて金メダルを獲得されたっていうところが、スゴい印象に残っています。 ◆羽生選手を選ばれた理由は? 2018年の2月にあった平昌オリンピックの試合速報を夕方くらいに聞きました。私もちょうど試合の日で、決勝に向かうバスの中でニュースを知って「ああ、こんなにけがをしても金メダルをとって、こんなに努力をしている人がいて、ちゃんと目標や夢をかなえている人がいるのだから、私にも絶対できるはずだ!」と思って、その日の夜のレースで日本記録を出すことができたんです。 そのときの気持ちっていうのは多分これからも忘れないと思いますし、アスリートとして影響を与えてもらったアスリートというのは、自分の心の中に残り続けるものなのかなと思っています。 ◆大会の3か月前にけがを負って、まだ痛い状態で注射を打って出場していたんですよね。 3か月前に大きなけがをしたら精神的にものすごくしんどくなると思います。もしかしたらダメかもしれないという気持ちが強く出てしまうんじゃないかな。羽生さんが当時不安っていうものを抱えてらっしゃったのかは分からないですけど、それでもちゃんと勝つところがやっぱりスゴいなって思います。 そもそもオリンピックを2連覇すること自体がとんでもないことなので、もう本当に尊敬の言葉しかないですね。 ◆池江さんは羽生さんを一言で表すならどう表現されますか? パッと思いついたのは“氷の精”。ルックスとあの軽やかなジャンプ回転と、氷上を滑っているのに1人だけ浮いているようで。素人目で見ていてもきれいだなって思える演技をされるので、氷の上の妖精のようで…“氷の精”かな。 ◆以前羽生選手と対談されていますが、印象はいかがでしたか? テレビで見ている感じと変わらなくて。もう本当に羽生結弦さんは羽生結弦さんで、それ以外の言葉が見つかりませんでした。オーラを感じました。恐る恐るというか、私がしゃべっていて大丈夫かなと恐縮しちゃうというか、もうとにかくずっと緊張していました。 ◆他に女性アスリートの方とかで、スゴいなって思う方はいらっしゃいますか? レスリングの吉田沙保里選手です。どういうこと?って思うくらい世界大会16連覇の戦績がスゴすぎて。天才が努力したらそうなるのかもしれませんが、相手もめちゃくちゃ対策してくるじゃないですか。自分のいる世界からは想像ができないです。 SNSなどで吉田沙保里さんのことを拝見していると、競技引退後に顔つきや表情が大きく変わられたなと感じています。競技から離れるとそうなのかもしれなせん。私も病気前は顔が怖いと言われることもあったのですが、練習を再開したら顔が優しくなったねって声かけされるようになって。逆に今の私はもうちょっと勝負師の顔をしないといけないのかなとも思います。自然にそうなっていくものかもしれませんが。力強い眼や表情から「この選手には絶対負けない」っていう強い意志を感じさせるオーラをまとっていた印象があります。 羽生さんも吉田さんも、何て言ったらいいのか分からないですね。スゴいの一言では表現しきれないくらい、本当にスゴい選手だなと思います。
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