元SKE48松村香織さんら出演、和光SF動画公開 市制施行50周年記念 ドラえもん手掛けた脚本家が!
電車に乗って突然、市内に現れる宇宙人。手のひらから怪しげなビームを発し、観光名所などでくつろぐ市民らを次々に消していく―。そんなSF仕立てのドラマが展開する埼玉県和光市のPR動画「シティプロモーション編・宇宙人電車に乗ってあらわる」が完成し、15日から動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信される。市制施行50周年記念事業の一環で、都心に近いなど利便性が高く、観光名所もある市内の魅力を市内外に広めようと、和光市の始まりから現在、未来をテーマにしたPR動画「わこうのあゆみ編」とともに同市が作成した。 SKE・松村さんと同じ名前 香り豚、和光市がふるさと納税返礼品に
シティプロモーション編(映像時間約10分)は松本武洋市長をはじめ、SKE48の元メンバーで、市応援団長を務める同市出身のタレント松村香織さん、市在住の将棋女流棋士和田はなさんらが出演するほか、公募した市民ら約60人がボランティアとして参加している。 東武東上線和光市駅に降り立ったフードをかぶり人間の恰好をした宇宙人が新倉ふるさと民家園や樹林公園、市役所などに現れ、逃げ惑う市民らを次々に消し去る。「街のピンチに和光市の未来はどうなるのか」とワクワクさせるSF映画張りのストーリーに誰もが引き込まれる。 脚本は、ドラえもんやウルトラマンR/B(ルーブ)などの脚本を手掛けている同市在住の脚本家伊藤公志さん。「市外から興味を持てるもの」をコンセプトに依頼を受け、宇宙人と市のマスコットキャラクター「わこうっち」、理研を活用した試作品3本を作成。この中から市が宇宙人を選出した。 市は1970年、前身の大和町が全国公募により和光市と命名し、市制を施行。面積は約11平方キロメートル。当初約4万人だった人口は、東京メトロの直通乗り入れや東京外環道の開通など新宿や渋谷に約20分で行ける通勤通学の利便性から、約8万5千人(20年)に膨れ上がっている。
もう一つのPR動画「わこうのあゆみ編」(映像時間約5分)はこうした発足の経緯から現在の街の施設や風景、イベントなどを紹介するとともに、未来へ向けたメッセージも加えている。 市は「和光市は知名度が低いが、観光地もあり、ぜひ動画を見て興味を持ってもらえれば」と観賞を呼び掛けている。