月に見立てた大型バルーン、上空に浮かび上がって行方不明に…姫路城前広場のライトアップで
姫路城三の丸広場(兵庫県姫路市)で開催中のライトアップイベント「Himeji Castle History 鏡花水月」(姫路観光コンベンションビューロー主催)で使う大型バルーン(直径2・3メートル、重さ約3キロ)が27日、誤って上空に飛んでいき、行方不明になった。落下などによるけが人は確認されていない。
同ビューローによると、委託事業者のスタッフが同日午後4時半、三の丸広場でバルーンの係留ロープを外した際、手を離れて上空へ飛んでいった。バルーンは通常、2本のロープでつないでいるが、この日は1本しか正常に固定されていなかったという。
バルーンは夜間、姫路城そばで月に見立てて上げられていた。白色の塩化ビニール製で、数時間後にヘリウムガスが抜けて落下する。予備のバルーンを使い、イベントは予定通り続けるという。
同ビューローは「安全対策や、複数名での作業を徹底する」としている。