【漫画】地元で一番だった少年、上京して「天才」に出会い挫折… 初めての苦悩の日々
常に一番だった少年が、初めて不安と焦りに襲われる
高校2年生の神楽坂は、小さな頃から絵を描くことに関しては常に一番で、自分より絵がうまい人間に出会ったことはありませんでした。そんな状況を退屈にさえ感じていた神楽坂は、夏休みに東京の美術予備校に通うことに。そこで出会ったのは、自分よりはるかに絵がうまい「天才」だったのです……。 【マンガ】「天才」に「井の中の蛙」と言われ… 本編を読む Fukiさん(@fuki_ii)による創作マンガ『予備校で天才に出会う話』がTwitterで公開されました。自信に満ちていた少年が初めて味わった挫折や苦悩が丁寧に描かれた作品に、読者からは「自分もそんな感じだった」「いいライバルに会えてよかった」「絵に限らず、何にでも当てはまること」など、共感の声が多くあがりました。 作者のFukiさんに、お話を聞きました。 ーー『予備校で天才に出会う話』のお話はどのようにして生まれましたか? 上京したら自分より絵がうまい人がいてショックだった、という話を周りでする人がチラホラいて、描いてみたいと思いました。私自身も似たような悔しさを体験したことで、描くことを決意しました。 ーー主人公の神楽坂くんの不安や焦りが繊細に描かれています。神楽坂くんの心情の描写で気をつけた点、工夫なさった点などがあれば教えて下さい。 神楽坂だったらこのシーンでどういう気持ちになるか? どういう行動をするか? 等々慎重に考えて物語を作りました。講評前に帰ってしまうシーンは実は作者の実体験だったりします……(笑)。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。 作中で不動が言った「もはや呪いだよ」というセリフに共感する声が多くてうれしかったです。この作品の大切なシーンなので。 ーーTwitterではさまざまなジャンルのマンガを精力的に公開なさっています。創作するうえでの原動力になるものはありますか? 最高にかっこいい作品(絵でも音楽でも)を作ってる人に出会うと、悔しくて頑張ろう! と思います。ライバルというよりは、一方的に私が嫉妬して勝手に私が頑張っているスタイルの方が合ってるみたいです(笑)。
マグミクス編集部