道仁会系暴力団事務所の明け渡し求め提訴…佐賀県暴追センター、6月に土地・建物の所有権取得
佐賀県暴力追放運動推進センターは、6月に取得した佐賀市呉服元町にある道仁会系暴力団事務所の土地と建物の明け渡しを求め、暴力団組長を相手取り、佐賀地裁に提訴した。8月28日付。 【グラフ】福岡県内の道仁会と浪川会の勢力
訴状などによると、建物は木造2階建てで、延べ床面積約120平方メートル、敷地面積は約290平方メートル。昨年9月に土地と建物が暴力団関係者である元の所有者から、第三者に相続されていたことを受け、同センターが6月24日に取得していたが、その後も暴力団事務所として使われていたため、所有権に基づき、明け渡しを求めている。
弁護士によると7月、組長に対して、1か月以内に明け渡しを求める内容証明郵便を送達した。しかし、暴力団側が応じなかったため、提訴したという。