アル・アハリ、ヴィニシウス獲得へ移籍金史上最高額を“はるかに上回る”オファー? 給与総額1500億円超契約の可能性が報道
サウジアラビアのアル・アハリが、レアル・マドリーに所属するブラジル代表FWヴィニシウスに巨額のオファーを準備しているようだ。スペイン『アス』が報じた。 2023-24シーズンも公式戦39試合24得点11アシストを記録し、レアル・マドリーにラ・リーガとチャンピオンズリーグ(CL)のタイトルをもたらしたヴィニシウス。現行契約は2027年までとなっており、契約解除条項も10億ユーロ(約1613億円)と事実上の“非売品”となっている。 先日には、サウジアラビアのスポーツ省代理として活動する公共投資基金(PIF)の代表団が、サウジアラビアリーグへの移籍の可能性を打診したが、レアル・マドリー側は話し合いに応じることそのものを拒否したことが報じられた。 今回の『アス』によれば、まだ具体的なオファーは提示されておらず、ヴィニシウス当人もはっきりとは拒否していないとのこと。サウジアラビア側はこれから交渉に入っていくことを期待している一方、移籍に向かう可能性は極めて低いとみられている。 しかし、ブラジル『O Globo』はより具体的に報道。ヴィニシウスがサウジアラビア行きを決断した場合に所属するのはアル・アハリであり、給与はボーナス込みで5年総額10億ユーロ(約1613億円)以上になる模様。移籍金についても、ネイマールがバルセロナからパリ・サンジェルマン(PSG)に移籍した際の史上最高額2億2200万ユーロ(現在のレートで約358億円)をはるかに上回る、天文学的な数字になるようだ。 PIFとしては、アル・ヒラルにネイマール、アル・イテハドにカリム・ベンゼマ、アル・ナスルにクリスティアーノ・ロナウドが所属しているため、アル・アハリにヴィニシウスが加入することで、所有する4クラブが“完成”することになると考えているという。とはいえ、レアル・マドリー側に売却の意思はなく、ヴィニシウスはひとまずスペインで続行することになりそうだ。