【連載…裁判詳報③】札幌・すすきのホテル殺人 修被告が語る「ホテルでの犯行後」
Q.そのとき浩子被告は? A.2階で寝ていた。 Q.そのあと瑠奈被告をナイトクラブに連れていった? A.はい。 Q.首を拾ってくるのは、ありえないことですよね? A.一般的にはそうです。 Q.誰のだと思った? A.その時点で思いつくのは、被害者なのかもしれないですけど、それも半信半疑だった。 Q.瑠奈がやったとは思わなかった? A.頭によぎったくらい。 Q.聞こうとはしなかった? A.していないです。 Q.瑠奈被告が殺害したとは少しも思わなかった? A.%で言えばゼロではないが、そんなに高い%ではないなと。何かトラブルが起きたのかもしれないなと考えたのかもしれない。 Q.瑠奈被告が殺害したのか気にならなかったか? A.その時点では本当にそんなことはあったのかなと漠然としていた。 Q.その後に「殺したのではないか」と(瑠奈被告に)聞いたことは? A.こちらから聞いたことはないです。 Q.瑠奈被告から言ってきたことは? A.「(首を)拾って来た」ということで、理由については語っていない。 Q.最終的にはこれは間違いないと思ったのか? A.報道が出た段階であーそうなんだなと思った。 Q.それは7月3日か4日か? A.覚えていないです。報道が出て、そういう事件があった。「首を持ってきた」と言っているからそこでつながったんだなと思った。 =============== 次回は、修被告の証言「その時、浩子被告は…」を配信します。
【弁護側の主張】11月5日開かれた田村浩子被告の5回目の裁判では、弁護側は以下のような主張を展開していました。 弁護側は検察に請求し、開示をうけた捜査報告書を証拠として提出。 瑠奈被告が事件の前後に使用していたとみられるノートパソコンの捜査で、以下の検索履歴が残っていたと明らかにしました。 ・2023年6月30日「千葉 バラバラ 女性遺体」 ・2023年7月6日「千葉切断遺体」 ・2023年7月11日「法定刑は死刑のみ 日本で最も重い犯罪とは?弁護士に聞いてみた」 ・2023年7月14日「本体と一緒に埋葬されなかった有名な体の一部」 また、修被告のグーグルアカウントには2022年から2023年にかけて、「ネイル」や「メイク」などの検索履歴が残されていたとする証拠を提出。 弁護側は「瑠奈被告も修被告のアカウントを使用していて、「殺人 時効」も瑠奈被告が検索した」と主張しています。 このほか、修被告の自宅から「言い訳するな まず謝罪しろ」「7月1日♡(土)」と書かれた貼り紙が押収された証拠を読み上げたほか、2023年11月に自宅で実施された検証調書を提出。 検証によって、瑠奈被告が所有していた人形32体は2つのスーツケースに16体ずつぴったり収納できることが明らかになり、弁護側は「頭部を持ち去るために事前にスーツケースを購入したわけではない」と主張しました。 次回7回目の裁判は来月12日を予定しています。