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自民 石井氏を推薦 知事選、分裂選の見方強まる

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北日本新聞

 自民党県連は6日、富山市の県自由民主会館で常任総務会を開き、秋の知事選の推薦候補に現職の石井隆一氏(74)=4期、富山市宝町=を選んだ。幹部による所属県議全34人への聞き取りで、石井氏支持が24人と多数を占めた。新人の日本海ガス前社長、新田八朗氏(61)=同市千石町=は今後の対応を明言しなかったものの、自民分裂選挙になるとの見方が強まっている。  残る県議10人のうち、新田氏支持は7人。3人は「意思表示はせず組織の決定に従う」とした。今後は、分裂選挙を避けることができるかどうかが焦点になる。  石井氏は選考結果を受けて県庁で取材に応じ、「大変心強く、ありがたいこと。感謝申し上げたい。いろんな意見に謙虚に耳を傾け、5期目を目指し努力したい」と述べた。  新田氏は富山市内で報道陣に対し「ベストを尽くし、悔いはない。県連に感謝したい」と話した。7日に記者会見を開いて今後の対応を説明するとし、街宣活動を続ける考えも示した。

 常任総務会は冒頭を除いて非公開で行った。推薦を求めていた新田氏と石井氏を順に招き、知事選への決意や掲げる政策について10分ずつスピーチしてもらい、全県議で聴いた。  その上で、宮腰光寛会長ら幹部が県議一人一人から考えを聞き取った。国会議員と役員の県議による常任顧問会議で結論をまとめ、再度開いた常任総務会で了承を得た。宮腰氏らが両氏に選考結果を伝えた。  宮腰氏は終了後の記者会見で、「多数が(石井氏を推薦するにふさわしいと)判断した」と説明した。五十嵐務幹事長は、県議への聞き取りで「常任総務会の決定に従うか」と尋ねたところ、33人が従うと答え、1人は保留したと明かした。  新田氏支持を明言していた中川忠昭富山市連支部長は、会合後の取材に「現職ありきの選考で違和感だらけだ」と語った。  県連は7日、富山市の富山国際会議場で総務会を開く。国会議員や県議、党籍を持つ首長、地域支部の幹部ら約150人が出席する予定で、石井氏推薦の了承を得て正式決定する。

 県連は2019年9月に候補者選考の基本方針を決め、選考作業に着手した。石井、新田両氏が推薦を求めたことから、分裂選挙回避に向けて「第三の候補」を模索する動きもあり、作業は長期化していた。 (小林大介)

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