2021年、初売りショッパーがゆく! 「御殿場プレミアム・アウトレット」 Vol.1 岩田桂視編
あけましておめでとうございます! 『GQ JAPAN』のエディターが人気のショッピング・スポットの初売りに潜入取材。第1弾は昨年リニューアルしたばかりの「御殿場プレミアム・アウトレット」へGO! デジタル副編集長の岩田桂視がリポートする。 【写真を見る】GQ JAPAN編集部員が買ったもの!
静岡県「御殿場プレミアム・アウトレット」は2020年に創業20周年を迎え、大規模リニューアルを実施した。昨年訪れたときは、205店舗だったのが、290店舗に増えた。日本最大級のアウトレット・モールである。
1年ぶりの御殿場
再訪したのは、1年ぶりだ。昨年は着いた時間が遅すぎて駐車に困ったので、2021年の初売りは7時到着を目指して準備した。朝5時に起床し、身支度を整えてクルマに乗り込む。消毒用ハンドジェルを携行し、CN95グレードのマスク「エリナム」を身につけて念入りに感染病防止対策をする。こんかい、移動のためにメルセデス・ベンツのE300 カブリオレを拝借した。2020年5月に発表されたEクラス・カブリオレは、10月から日本での納車がはじまったばかりの新型だ。このエレガントな4座オープンカーは新世代のステアリングホイールを搭載する。ナビゲーションや各種設定を視点を動かさず実行でき、最新のインフォテインメントシステム「MBUX」の便利機能をフル活用できる。「ハイ、メルセデス、ひとりでむかう“初売り”取材もこれなら寂しくないよね?」、「モウイチド、オネガイシマス」。……ぼくは渋谷入口から首都高速道路に乗り、足柄ICに向かって走った。 「御殿場プレミアム・アウトレット」には7時すぎに到着した。早めの出発が功を奏し、渋滞もなく、さらに駐車場待ちもない。ただ、スマホを見ると気温はマイナス2度だった。店が開店するのは9時。まだ時間がある。リサーチのためにぼくはクルマを降り、アウターのジッパーを閉め、寒さに備える。都心とは違う鋭い冷たさに思わず身構えた。 まずは新しく増設された「ヒルサイドエリア」へ向かった。フルコンセプトストア形態のアウトレットははじめての「トム ブラウン」のほか、ロンハーマンやジェイエムウエストン、さらには宿泊施設「ホテル クラッド」や日帰り温泉施設の「木の花の湯」などがあり、まるで新しいアウトレット・モールが誕生したかのような規模だ。福袋を販売する店舗ではすでに整理券を配りはじめていた。