洗っているのにナゼ? “疲労臭”……厄介なニオイの原因は生活習慣に? 対処法をチェック!『every.#みんなのギモン』
■一番厄介?…疲労臭とは?
猪子記者 「体の内側からの臭い対策に詳しい、内科医の桐村里紗医師に聞きました。肉や魚などを食べると、腸の中でタンパク質などが分解され、アンモニアがつくられます。このアンモニアは通常は、肝臓で無臭化、無毒化され排泄されます」 「ですが、疲労やストレスで肝臓の機能が弱ってしまうと、分解しきれずに血液中に流れこんで全身をめぐり、汗と一緒になって揮発して、臭いとなって放出されるということです」 河出アナウンサー 「忙しく働いて帰ってきても、臭いが気になって…それでまたストレスたまってしまいそう…何かほかにも原因があるのですか?」
■疲労臭の原因は主に5つ
猪子記者 「疲労臭の主な原因について、東海大学理学部化学科の関根教授に聞きました」 ●精神的なストレス ●過度な運動などによる筋肉の疲労(乳酸ができると同時にアンモニアができるから) ●肉や魚などに偏った食事 ●お酒の飲み過ぎなどによる肝臓の疲労 ●便秘などの腸内環境の悪化 猪子記者 「みなさん、この5つに思い当たりませんか?」 桐谷キャスター 「どうですか、森さん?」 森アナウンサー 「私はほとんど当てはまります。どうしたらいいですか?」 猪子記者 「ではどうやって解決すればよいのでしょうか。次のポイントがこちらです」 ――「ニオイ抑える対策は?」 「まずはチェックの方法を関根教授に聞きました」
■ “疲労臭” 体のどこから出る?
「こちらの図(関根嘉香教授の資料より)をご覧ください。疲労臭は全身から放出されますが、色が濃くなるほど特にアンモニアが出やすい場所を示しています」 「最も出やすいのが“足の裏”だそうです。なので、足の裏をきれいに洗ってから臭いをかいでみて、ツーンという臭いがしたらそれは疲労臭だと考えられるということです」 森アナウンサー 「それは足が臭いというわけではない?」 猪子記者 「はい、アンモニアの独特の臭いということですね」 森アナウンサー 「体がかたくて足の臭いをかげないんですよね…」 桐谷キャスター 「これは清潔にしていても臭いはしてくるのですか?」 猪子記者 「洗っても血液由来の臭いなので、根本的な解決にはならないそうなんです」 みんな 「そうなんだ…」