ソフトバンク編成トップが語るドラフト総括 「もう視察に行かないでくれ」情報漏れ防いで〝隠し玉〟ゲット
縁があれば欲しかった選手は?
―育成は8選手を指名した。 「1位の大泉周也君(ルートインBCリーグ福島レッドホープス)は間違いなく早いうちに出てくるでしょう。左でバッティング、良いですよ。生海、そして川村友斗といい勝負をすると思います。外野手は正木智也もいますし、熾烈(しれつ)ですよね」 ―24歳でのプロ入りとなる。 「高校(山形中央高)から社会人(日本製鉄鹿島)に行っているんですよ。僕は彼の映像を見て『これは、(他球団にばれるから視察に)行かないでくれ』と伝えました」 ―育成5位で指名した星野恒太朗投手(駒大)の父はダイエー、ソフトバンクで通算50勝を挙げ、現在ソフトバンクの投手コーディネーターの星野順治氏。 「実績はないんですが、150(キロ)ぐらい出て、良い球を投げると聞いています。コントロールも含めて伸びしろがあり、鍛えたら楽しみ。とにかく練習熱心で、課題にも真摯(しんし)に取り組み、着実にクリアしていくタイプ。(ドラフト前に)面談したスカウトは『お父さん(順治氏)よりもしっかりしてますよ』と(笑)」 ―縁があれば欲しかった選手は? 「度会隆輝君(ENEOS、DeNA1位)ですね。3球団が重複したのも納得です。ウチは(1位で)投手を指名しましたが、かなり打つと思います。吉田正尚選手(レッドソックス)みたいなスケールを感じます」