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西武がITを活用したファン交流イベントを開催。ウィズコロナ時代のファンサービスとは?

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週刊ベースボールONLINE

 心地よい乾いた風が吹く「スポーツの秋」と言われる季節に、野球ファンにとってはうれしいニュースが入ってきた。9月19日からイベント開催時の入場制限を緩和するという政府の発表を受け、各球団では収容人数の50パーセント、または2万人の少ないほうを上限にファンを迎え入れることができるようになった。西武では22日から観客の上限を1万人に増やした。当初9月いっぱいは上限5000人として販売していたが、この発表を受けて急きょチケットを追加で販売した形だ。約1万人の観客が球場にやってきた22日は、奇しくも西武にとってはプロ野球の開幕後、初めて選手とファンが交流するイベントなどを実施した日だった。  西武はネットワークシステムなどを手掛けるシスコシステムズ合同会社とタッグを組み、改修計画の一環としてメットライフドームエリアに高速ネットワークの整備を進めており、来年には約290台のデジタルサイネージ(電子看板)を球場内に設置し、シスコのサイネージシステムを用いて試合映像や映像演出をリアルタイムで配信する。球場のどこにいても試合の情報を取得でき、臨場感を味わえるようになる。  来年からの本格運用に先駆け、22日~24日の北海道日本ハムファイターズ戦では「Cisco Super Series」と題し、サイネージへの試合映像や演出の同時配信などのテストが行われている。その一環として、この日は選手側とファン側にそれぞれ設置したデジタルホワイトボード(Cisco Webex Board)で、ネットワークを介して選手とファンが交流。新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で、昨シーズンまで行っていた試合前の交流イベントはすべて中止になっているなかで、なんとかファンにも喜んでもらいたいと、ライオンズとシスコシステムズが共同で企画したものだ。  この日はニールや外崎、岡田など、総勢7人がかわるがわる登場した。デジタルホワイトボードにファンが書いたメッセージが選手側のボードにリアルタイムで映ったり、Web会議システムで直接話したりと、ファンも心躍らせているようだった。  1番手で登場したニールは「ファンの皆さんが少しずつたくさん入れるように準備が整ってきたので、ライオンズとしても応援してくださるファンの存在はとてもありがたいです!」などとファンに話し、選手たちも久しぶりの交流を楽しんだようだった。  また今回の3日間については、球場内だけではなく、球場の外でも試合の臨場感を味わってもらえるよう、西武鉄道の池袋駅の55インチの大型サイネージでも、球場の大型ビジョンやサイネージの演出、中継映像をリアルタイムで放映するテストが行われた。  徐々に入場制限が緩和されているとはいえ、まだまだ球場に足を運ぶことのできないファンがいることも事実だ。今シーズンはコロナ禍で苦しめられているプロ野球だが、今後もしばらくは新型コロナウイルスの影響が続くと思われる。今回の西武のITを活用した取り組みは、ウィズコロナ時代の新しいファンサービスの形になるかもしれない。 西武ライオンズ

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